欲する時

26 の用例 (0.00 秒)
  • 第二は、私の想像では、家の重な人の生命を安固ならせることを欲する時である。 折口信夫『「とこよ」と「まれびと」と』より引用
  • 更にそれ以上の慾を云へば、いつでも彼の欲する時に彼女が彼に抱かれることだつた。 吉本隆明『悲劇の解読』より引用
  • 更にそれ以上の慾をいえば、いつでも彼の欲する時に彼女が彼に抱かれることだった。 横光利一『御身』より引用
  • この机と机の表象とを区別しようと欲する時、実際上、必ず空間概念が要求されるのである。 戸坂潤『空間概念の分析』より引用
  • そして誰にしたって、媚態を欲する時はあるのだから、それはたしかに一つの存在として強い。 三好十郎『恐怖の季節』より引用
  • それが一つの社会的勢力として社会的な客観的存在をもち、そして社会の実際問題の解決に参加しようと欲する時、初めて思想というものが成り立つのである。 戸坂潤『日本イデオロギー論』より引用
  • 自分が人を欲する時には人を征服して自分に隷属せしめる。 和辻哲郎『自己の肯定と否定と』より引用
  • 運命があるいは賤夫をあるいは半神を得んと欲する時、人を投ずる坩堝るつぼである。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • それに特有でない規定を以て或る概念を規定しようと欲する時、人々は一方に於て正しさを得ると同時に他方に於て誤りを犯すであろう。 戸坂潤『科学方法論』より引用
  • 人は何事かを爲さんと欲する時は、その道程に横はる困難を除去するに必要な能力を養成するものだ。 福永渙『スワデシの誓』より引用
  • この天の男女は互いに相視るのみにて淫事を満足し得、子を欲する時はその欲念に随って膝の上に化現するという。
  • かくて、フランスがただ歩くことをしか欲しない時に走る者、もしくはフランスが立ち上がらんと欲する時に歩く者、彼らにとっての大なる危険が生ずる。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • ギリシアに於ける所謂哲学を、今日吾々が科学から区別している処の哲学として理解しようと欲する時、多くの無理を見出すであろうと同じに、ギリシアの科学を、今日の哲学から区別された所謂科学として待遇することも同様に出来ないことである。 戸坂潤『科学方法論』より引用
  • 独軍はなお、欲する時には戦場の主人公たるの実力を有しており、英米等の地中海の進撃等に対抗する為に東方を退縮したのだというその戦略も確信を持っての行動だったことが分る。 伊藤整『太平洋戦争日記(二)』より引用
  • この文庫は予約出版の方法を排したるがゆえに、読者は自己の欲する時に自己の欲する書物を各個に自由に選択することができる。 岩波茂雄『読書子に寄す』より引用
  • われわれが欲する時インスピレーションはいつでもやってくる。 原口統三『二十歳のエチュード』より引用
  • 事実人々は或る事物を個物として知ろうと欲する時、即ちそれがもつ個性を多少なりとも明らかにしようとする時、その事物と他の事物との連続を仮定した上で、最初に両者の限界を見出し、かくて両者の区別を与えることによって目的の第一歩を達したものとするであろう。 戸坂潤『イデオロギーの論理学』より引用
  • 此は、古代人の旅泊に寝て、わが魂の静安を欲する時の呪歌の一類から転成したもので、万葉集より後には、類例を見なくなつたものである。 折口信夫『万葉集研究』より引用
  • ついには歴々の重臣、たとえば八家の人々や人持ひともち組の人々まで、なにか欲する時には大槻にとり入って達するという工合になった。 海音寺潮五郎『列藩騒動録(一)』より引用
  • 汝の欲する時に來りて余を奪ひ去れ。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
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欲する時 の使われ方