欲する心

14 の用例 (0.00 秒)
  • あるのは、父親以上の人と、星々の大海を翔ぶための翼を欲する心だ。 田中芳樹『銀河英雄伝説 03 雌伏篇』より引用
  • 改革を欲する心は、強い刺戟を常に加へなければならなかつた。 折口信夫『女房文学から隠者文学へ』より引用
  • ところが欲する心が理性の何倍も勝っていたらどうなります? 大槻ケンヂ『くるぐる使い』より引用
  • 又季節毎に異人の来訪を欲する心が、週期を頻繁にした。 折口信夫『日本文学の発生』より引用
  • それを標準として、これからの生活をたてゝゆく必要があるので、その意味に於て、華道が盛んになれば、それだけ、国民の美を欲する心が活動して来るわけです。 折口信夫『日本美』より引用
  • 実は食はんと欲する心が先づありて飯といふものも生じ、食ふといふ行は初めの食はんと欲する心より直ちに出で来るなり。 小金井喜美子『鴎外の思い出』より引用
  • そういう超日常を欲する心を、一いきに、古都の宝である芸術鑑賞にむけるだけの精神力の活溌さは概して失われているらしい。 宮本百合子『京都人の生活』より引用
  • 愛とは得んと欲する心なり。 森鴎外『即興詩人』より引用
  • 人間が正しいもの、正義を愛す、ということは、同時にそれが美しいもの楽しいものゼイタクを愛し、男が美女を愛し、女が美男を愛することなどと並立して存するゆえに意味があるので、悪いことをも欲する心と並び存するゆえに意味があるので、人間の倫理の根元はここにあるのだ、と私は思う。 坂口安吾『堕落論』より引用
  • うたわんと欲する心も美しい。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 人間が正しいもの、正義を愛す、といふことは、同時にそれが美しいもの楽しいものゼイタクを愛し、男が美女を愛し、女が美男を愛することなどと並立して存する故に意味があるので、悪いことをも欲する心と並び存する故に意味があるので、人間の倫理の根元はこゝにあるのだ、と私は思ふ。 坂口安吾『デカダン文学論』より引用
  • Stoa 派も亦人間が自己を存續せむと欲する心、自利の心を人生觀の發足點とする。 森鴎外『古い手帳から』より引用
  • 人によって、その思う度合いはちがい、また、考えのあらわれ方も異なりますが、だいたい人間は、ことに東洋人は、誰しも、この現実の俗な責任と、それにたいして反動的な、無責任な逃避を欲する心と、内心、この二つのたたかいにはさまれて生きているといっていい。 林不忘『丹下左膳』より引用
  • 得んと欲する心は既に得て止むべし。 森鴎外『即興詩人』より引用