欲するものなり

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  • 余は、この大教育をもって自ら任ぜんと欲するものなり。 井上円了『欧米各国 政教日記』より引用
  • 皇典論派もまた旧帝政論派の遺類にして皇道をもって天下を治めんと欲するものなり。 陸羯南『近時政論考』より引用
  • われも亦た公平ならむと願ふものなり、愛憎を離れむと欲するものなり。 森鴎外『柵草紙の山房論文』より引用
  • 今の日本は開国以来僅々30年なりといえども、実に第19世紀の末にあたれる文明をもって自ら任ぜんと欲するものなり。
  • 今、余が行はこの哲学的の視察を、欧米各国の政治、宗教、風俗、教育の上に施さんと欲するものなり。 井上円了『欧米各国 政教日記』より引用
  • この暴行を徹底的に調査するは官憲の義務なるは論をまたず、吾人は更にその背後にあってこの類例なき犯罪をなすに到らしめるルーカッシュ中尉の役割を、あえて軍司令部に問わんと欲するものなり。 ハシェク/辻恒彦訳『良き兵士シュベイク(下)』より引用
  • 別に臨みて会主また曰く、われはまことに仏教を奉ずるものなり、われは仏教ひとり真理の宗教なりと信ずるものなり、われは畢生の力を尽くして仏教を拡張せんと欲するものなり。 井上円了『欧米各国 政教日記』より引用
  • 其推察、察し得て妙なりと言わんと欲するものなり。 福沢諭吉『女大学評論』より引用
  • 故に今後は、我輩の筆力のあらん限り、読者と共にこの消防法に従事して、先ず婦人のきょを安からしめ、ようやくその改良に着手せんと欲するものなり。 福沢諭吉『日本男子論』より引用
  • われは現時文壇の趨勢を顧慮せず、国の東西を問はず時の古今ここんを論ぜず唯最もわれに近きものを求めてここにやすんぜんと欲するものなり。 永井荷風『矢立のちび筆』より引用
  • 我輩は、我が政治社会の徳義をして先ず英国の如くならしめ、然る後に実際の政事政談に及ばんことを欲するものなり。 福沢諭吉『日本男子論』より引用
  • 我輩の所見を以てすれば、家内のまじわりには一切人為の虚を構えずして天然の真に従わんことを欲するものなり。 福沢諭吉『女大学評論』より引用
  • 要は只これらの羈絆と掣肘とを放れて、予は予が独自なる個性の印象に奔放なる可く、自由ならんことを欲するものなり。 北原白秋『邪宗門』より引用
  • 予は独自の眼光を以て容易に梅花を観難みがたきが故に、いよいよ独自の眼光を以て梅花をんと欲するものなり。 芥川竜之介『続野人生計事』より引用
  • 国民は常に活動を欲するものなり、国民は常にその巨人を造るなり、国民は常にその巨人によつて其精神を吐くものなり、国民は常に其精神を吐きて、盛衰の運を迎ふるものなり、精神の枯るゝ時、巨人の隠るゝ時、活動の消ゆる時、国民は既に衰滅の徴を呈するものなり。 北村透谷『明治文学管見』より引用
  • 予は足下に向ひ、足下の現時の要務は、他の責任に就て云為するの前、先づ足下が公人として社会に対する責任を尽し得たるや否やを反省するに在ることを教示せんと欲するものなり。 木下尚江『自由の使徒・島田三郎』より引用