欲するところ

100 の用例 (0.00 秒)
  • こう言ってもおそらく私の言わんと欲するところは容易に通じないだろうと思う。 寺田寅彦『一つの思考実験』より引用
  • かくのごときは近代の人の、心より欲するところではもとよりあるまい。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • 堕ちるのは自身の魂の欲するところだと、知らないのは新聞記者だけなのか。 岩井志麻子『岡山女』より引用
  • 神の欲するところと人の欲するところとの間には、渡らるべき橋も綱もない。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • 死んでその名をのこすのは、武士の欲するところだが、それは時と場合による。 滝沢馬琴『里見八犬伝 巻3』より引用
  • こうなれば、ほつするところではないが、景虎かげとらとしては防戦せざるをえない。 海音寺潮五郎『天と地と(三)』より引用
  • 多くの場合にわれわれは彼の言わんと欲するところをかなりの程度まで確かに具体的に捕えうるように思う。 寺田寅彦『ルクレチウスと科学』より引用
  • 欲するところはこれを知らざるべからず、そうじゃありませんか。 マン/高橋義孝訳『トニオ・クレーゲル/ヴェニスに死す』より引用
  • 僕は金をやることはできる、が、これは、彼の欲するところでないじゃないですか。 チェーホフ/中村白葉訳『チェーホフ短編集「無名氏の話」』より引用
  • そうしてその告白こそ編集者の欲するところなのであろう。 和辻哲郎『埋もれた日本』より引用
  • 私の欲するところは社会の欲するところであるに相違ない。 有島武郎『惜みなく愛は奪う』より引用
  • いて頼朝の墓を鎌倉山に開きて見よ、彼が言はんと欲するところ何事ぞ。 北村透谷『人生に相渉るとは何の謂ぞ』より引用
  • 大名はまさに将軍の欲するところのものをえようとして、これを一栄にはかった。 石川淳『焼跡のイエス・処女懐胎 他』より引用
  • 反省の対象となる心理現象は私たちが実際知り、感じ、欲するところの生きた心理現象である。 三木清『語られざる哲学』より引用
  • 私の歌にも欲するところは気分である。 北原白秋『桐の花とカステラ』より引用
  • 自分の欲するところを知るべきですからねえ。 マン/植田敏郎訳『トーニオ・クレーガー』より引用
  • この情勢に応じて日本民族の劣等性を力説するというようなことはわたくしの欲するところではない。 和辻哲郎『鎖国日本の悲劇 (前編)』より引用
  • なぜなら、自分の欲するところを知らなかったし、実際に行なってみないうちはそれを知ることができなかった。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 七十にして心の欲するところに従えど、のりをこえず、てなものよ。 阿刀田高『ぬり絵の旅』より引用
  • もし欲するところを得ずんば一戦あらんのみ〟と息まいている。 半藤一利『幕末辰五郎伝』より引用
  • 次へ »