欣然

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  • 汝もし地獄なりとも、いかばかり欣然と、われはそこに躍り入るらん。 佐藤正彰訳『千一夜物語 03』より引用
  • それゆえにこそ内蔵助の企てに加盟を命ぜられると欣然きんぜんと受け、志を変えず、今に至った。 池宮彰一郎『四十七人の刺客(下)』より引用
  • むしろ欣然とした表情になった。 半藤一利『聖断 天皇と鈴木貫太郎』より引用
  • 私は夫の姉が二人とも怒っていてもケロリとして、洋服を誂えたり、靴を買ったりがうれしくて欣然としていた。 森茉莉『記憶の絵』より引用
  • もちろん秀吉は、欣然きんぜんそのいさぎよきねがいをいれ、併せて、三木の城を収めた。 吉川英治『新書太閤記(六)』より引用
  • そして私は、われわれの買物全部を、自分自身のために費すよりももっと欣然として、次から次へと自分の金を使った。 佐藤正彰訳『千一夜物語 07』より引用
  • しかもそうなるのを他から強要されるのではなくて、今述べた眼前の事態がすべて我々をして欣然そこに到る気持を湧き起させてくれているのである。 竹内好『近代の超克』より引用
  • 後年の孔子の長い放浪ほうろう艱苦かんくを通じて、子路ほど欣然きんぜんとして従った者は無い。 中島敦『弟子』より引用
  • それで穴倉の底を根拠地として欣然きんぜんとたゆまずに研究を専念にやっているから偉い。 夏目漱石『三四郎』より引用
  • 戒厳令的政治停止の意義を、各方面の代表者がそこに直覚し得たからこそ、彼等は欣然として宣誓をやったのである。 戸坂潤『挙国一致体制と国民生活』より引用
  • 王虎は、自分の息子を持って以来、父にたいする昔の怒りが自然になくなっており、父から子、子がさらに父になって子を残すという長い系列のうちに自分の位置をしめたいと熱望していたので、欣然きんぜんとしてこれに加わった。 パール・バック/大久保康雄訳『大地(2部)』より引用
  • 粟野さんは十円札を返されるよりも、むしろ欣然きんぜんと受け取られることを満足に思ったのに違いない。 芥川竜之介『十円札』より引用
  • この際、劉玄徳を得るは、いよいよ袁家えんけの大慶でもあることと信じ、自分も欣然この労をとった。 吉川英治『三国志』より引用
  • 同志八人、残忍ざんにんなる行為に暗然たる折なりしかば、欣然きんぜんこの条件を承諾しようだくなしたり。 ドイル『グロリア・スコット号』より引用
  • 兀顔統軍がそういうと、小将軍は欣然と命を受け、両軍を勢ぞろえして、まっしぐらに幽州へとむかって行った。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(六)』より引用
  • 周瑜のことばに、魯粛は力を得て、欣然、馬をかえして行った。 吉川英治『三国志』より引用
  • 万一あたヽヽったって私自身さえ泣寝入りしてれば、政府は欣然と黙殺してくれる。 荻昌弘『大人のままごと』より引用
  • ところで、娘はわが権威の下に委ねられておりますれば、この御希望を欣然と快諾するでありましょう。 佐藤正彰訳『千一夜物語 06』より引用
  • 後年の孔子の長い放浪の艱苦かんくを通じて、子路程欣然きんぜんとして従った者は無い。 中島敦『李陵・山月記』より引用
  • しかも要するに必ず永劫のあの世へゆき、後人は冷然また欣然と彼ら自身の生を生きるのみ。 山田風太郎『戦中派不戦日記』より引用
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