欣然

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  • お雪は欣然きんぜんとして、立って本を取りに自分の部屋へ出かけました。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • そして又、黒吉は、この乱れ飛ぶ鞭の下に、なお、欣然としているのだ。 蘭郁二郎『夢鬼』より引用
  • が彼は、欣然、 「承知しました」と、ことばをつがえて帰って行った。 吉川英治『三国志』より引用
  • 誰に邪魔されることもない、と彼女は欣然としながら考える。 ウルフ/中村佐喜子訳『燈台へ』より引用
  • 「ほんとうにありがとうございました」とマチルドは欣然きんぜんとして言った。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • この瞬間には、よりをもどす何か適当な方法があったら彼女は欣然きんぜんとしてそれを利用しただろう。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(下)』より引用
  • シノブは欣然きんぜんとして右守うもりわかれをげ、あしもイソイソ殿内でんないさしてかへく。 出口王仁三郎『霊界物語 rm 68 20080623』より引用
  • そして、欣然として二人遊びにとりかかったということが。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 彼らにできるものならば欣然きんぜんとして救出きゅうしゅつの手をさしのべてくれることはわかりきっているが。 バローズ『火星シリーズ02 火星の女神イサス』より引用
  • そうして関森警部補は、欣然きんぜんたる足取りで記者会見の席へと出ていったのである。 横溝正史『魔女の暦』より引用
  • 宿太尉は欣然として越しかたのことどもを話し、堂はよろこびに満ちあふれた。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(六)』より引用
  • 君にもし何事か悪行の罪ありせば、われらは欣然として直ちに君を赦すべし。 佐藤正彰訳『千一夜物語 06』より引用
  • だからミセス・パクルタイドは欣然として新聞社のカメラに向かってポーズした。 サキ『ザ・ベスト・オブ・サキⅠ』より引用
  • と、頭を下げられて、欣然として承知したのであった。 柴田錬三郎『嗚呼 江戸城(下)』より引用
  • 私はいま、二、三日まえたずねて来た啓一君が、欣然きんぜんとして語った言葉を思い出す。 横溝正史『空蝉処女』より引用
  • この声に応じて、最も率直に、同時に最も欣然として立上つたものは、全国に於る知識層であつたと私は思ひます。 岸田国士『文化運動への反省』より引用
  • 直立不動の姿勢から最敬礼をすると、野上は欣然として部屋から出ていった。 横溝正史『魔女の暦』より引用
  • 然し彼が死なうかと言へば、女は常に欣然として、うんと答えるに相違なかつた。 坂口安吾『吹雪物語』より引用
  • すでに欣然きんぜんと死地に赴いた者さえ数多くいるではないか。 サド/澁澤龍彦訳『閨房哲学』より引用
  • 欣然きんぜんとしてヒン・アプトルと戦う優秀な戦士たちがほしい。 バローズ『火星シリーズ10 火星の古代帝国』より引用
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