次第に

全て 副詞
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  • これは彼が死に近づくにつれて次第に募った彼の癖なのであった。 ロラン・ロマン『ベートーヴェンの生涯』より引用
  • その難関を突き抜けて行くうちに次第に強く生きる力を与えられます。 上村松園『今日になるまで』より引用
  • この物理学的の問題は次第に多く注意を引くようになった。 寺田寅彦『宇宙の始まり』より引用
  • 氷が次第に地上にもれ上って来ることなどは、内地では見られない現象だ。 黒島伝治『渦巻ける烏の群』より引用
  • しかしそれは次第に数を増し、何百何千と艇の上に落ちて来た。 海野十三『火星探険』より引用
  • さうして性的演出を、次第に恋愛の方に移して行つたものと見える。 折口信夫『組踊り以前』より引用
  • 彼女の胎内でも子供は育って、これも次第に生れる日が近づいていた。 坂口安吾『明治開化 安吾捕物』より引用
  • 俳優は、次第に、社会から特別な眼をもつて視られるやうになつた。 岸田国士『演劇と政治』より引用
  • 舟の進むにつれてこの小さな港の声が次第に聞こえだした。 国木田独歩『少年の悲哀』より引用
  • 俺は次第に此優越感を超越するやうに自分を養つて行かなければならない。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • その噂が又ひろまって、人びとの好奇心は次第に恐怖心に変って来た。 岡本綺堂『馬妖記』より引用
  • 健康は次第にそれ自からを目的にするやうになつて来た。 ケイ・エレン『恋愛と道徳』より引用
  • 其が次第に、水の神への供養と言ふ様に、思はれて行つたのではないか。 折口信夫『河童の話』より引用
  • 北方の一角を残して四周は火の海となり、その火の海が次第に近づいていた。 坂口安吾『白痴』より引用
  • 其目的が次第に固定して来て、田のなり物の為にせられると云つた形になる。 折口信夫『日本文学の発生』より引用
  • やがて船は次第に間近くなって、二人は無事に月界の上に下り立った。 押川春浪『月世界競争探検』より引用
  • 次第次第に快復かいふくに向かった光一は聞くともなしに選挙の話を聞いた。 佐藤紅緑『ああ玉杯に花うけて』より引用
  • 石子刑事は息を殺して白骨が次第にその全部を現わして来るのを見つめていた。 甲賀三郎『支倉事件』より引用
  • 劇団の精神といふやうなものも、次第にはつきりして来ることでせう。 岸田国士『文学座第二回試演に際して』より引用
  • 子供が次第に大きく育っていくのを見るのは、何事にもかえがたい。 佐藤垢石『小伜の釣り』より引用
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