次第に自分

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  • 食べていると、ひとみは次第に自分の躯や心が回復していくのを感じる。 海月ルイ『子盗(と)り』より引用
  • 彼は次第に自分がこの場に最も馴れ染まない異分子のように思えてきた。 森村誠一『虚無の道標』より引用
  • 然し次第に自分のうちのものが彼女に蚕食されてゆくのを彼は感じた。 豊島与志雄『掠奪せられたる男』より引用
  • 彼は次第に自分の名と同じ名の調理品に興味を持つようになった。 東郷隆『(定吉七番シリーズ 2) ロッポンギから愛をこめて』より引用
  • 私は次第に自分より若い人の存在を信じない譯に往かない樣になつて來た。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • ぼくはマルトの不安を考えてみると、次第に自分が信じられなくなってきた。 ラディゲ/江口清訳『肉体の悪魔』より引用
  • 中を見たわたしは、次第に自分の心拍数が上がってくるのを感じた。 乙一『平面いぬ。』より引用
  • それに応ずる覚悟が次第に自分の内側にも熟して来ている感がある。 伊藤整『太平洋戦争日記(二)』より引用
  • あまりみんながそう言うので、次第に自分の方がおかしいのかも、と思い始めた。 柴田よしき『好きよ』より引用
  • だが雪穂と一緒にいると、美佳は次第に自分の身体が強張こわばってくるのを感じる。 東野圭吾『白夜行』より引用
  • 「日本ではこうするのよ」の一言で、彼は次第に自分のやり方を変えていった。 井形慶子『ときどきイギリス暮らし』より引用
  • ただ一心に体を動かしていると、意識いしき次第しだいに自分の体の中にある流れに収束しゅうそくしていく。 雨木シュウスケ『鋼殻のレギオス01』より引用
  • ですから、次第に自分が立脚している立場が一体何であるかわからなくなってしまう。 大澤真幸『戦後の思想空間』より引用
  • おとこのない生活のせいか、彼女は次第に自分が若いのか老けているのか、わからなくなっていった。 小池真理子『彼女が愛した男』より引用
  • アニメの中でも声に興味を持ち、特に女性が男性の声をあてたりすることに衝撃を受け、次第に自分もやってみたいと思うようになった。
  • 故国の停車場などで見馴れる情景が、次第に自分等の心持をくつろがせた。 宮本百合子『南路』より引用
  • 声を出しているうち、次第に自分の感情が高まっていく。 乙一『暗いところで待ち合わせ』より引用
  • 男は次第に自分の言葉に激してくる様子だ。 森瑤子『少し酔って』より引用
  • 夫に付き合ってそういうものばかり食べているうちに、蒼子は次第に自分が何を好きだったか忘れていった。 山本文緒『ブルーもしくはブルー』より引用
  • 色々な人物や出来事との出会いを通じ、次第に自分なりの生き方を見つけていく。
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