次第にはっきり

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  • 義貞の頭には鎌倉の地図が次第にはっきりと記憶されるようになって行った。 新田次郎『新田義貞(上)』より引用
  • 鉄男の夢が次第にはっきりとした輪郭を持ちはじめたのはこのころだ。 鷺沢萠『海の鳥・空の魚』より引用
  • 古代樹の心の声は、次第にはっきりと聞こえるようになってきた。 水野良『黒衣の騎士』より引用
  • 先刻から浜の先にポツンと見えていた人影が、次第にはっきりしてくる。 帚木蓬生『受精』より引用
  • 何度か目を瞬かせると、ぼやけていた視界が次第にはっきりしていく。 神永学『コンダクター』より引用
  • 次第にはっきりしてきた頭が、撃つのなら今だろうかと考え始めたときだった。 乃南アサ『冷たい誘惑』より引用
  • 母から受けついだ性質が、次第にはっきり現われてきたためか。 ヘッセ/永野藤夫訳『知と愛』より引用
  • そして、その動きは、次第にはっきりしたものになって、速さを増していた。 吉村昭『戦艦武蔵』より引用
  • そして次第にはっきりと室の中の有様が彼の眼に映ってきた。 豊島与志雄『囚われ』より引用
  • 内心では、聞いたことは事実にちがいないと次第にはっきり信じられて来たのだ。 本庄陸男『石狩川』より引用
  • ぼくの恐れていた幽霊が次第に近く、次第にはっきり、みえはじめた。 ヘッセ/永野藤夫訳『荒野の狼』より引用
  • 前方はるかにかすんでいた壱岐の島が、次第にはっきり見えはじめた。 筒井康隆『48億の妄想』より引用
  • けれどもその虚ろなうめき声に似たものは次第にはっきり聞きとれてきたのである。 遠藤周作『海と毒薬』より引用
  • 次第にはっきりして、扉を叩く音と、「見習医官殿」という声になった。 松本清張『虚線の下絵』より引用
  • この場の危険は次第にはっきり意識に上って来た。 森鴎外訳『諸国物語(上)』より引用
  • 二人の人影の輪郭が老人の目に次第にはっきりしてきます。 アレクサンドル・デュマ/泉田武二訳『モンテ・クリスト伯(2)』より引用
  • 次第にはっきりと見えて来た世界は、いささか幸子を失望させるものだった。 赤川次郎『迷子の花嫁』より引用
  • 道の向こうから迫りくるものの姿が次第にはっきりしてくる。 恒川光太郎『夜市』より引用
  • 朦朧もうろうとした彼の目に一つの見覚えのある顔が次第にはっきりとした輪郭をとった。 森村誠一『虚無の道標』より引用
  • 自分の云いたいことが次第にはっきりして来る。 宮本百合子『雑沓』より引用
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