極彩色
全て
名詞
743 の例文
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太守の到着のときには、領主は三つの天幕を並べて建てさせた。一つは極彩色の絹で張った大型のもの、他の二つは麻布のものであった。その外側にセラーチェという幕を張り、城の櫓のような門がつくられた。
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内容は、バンドで歌う若者が社会に反抗する様子を描いている。バンドが表示されている間、ビデオは極彩色になっていることが多い。若者は町を駆け抜けながらジーンズを脱ぐ。
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疑われさえしませんでした。おまけに僕の眼の前では再び、あの極彩色のフェスタが再現されました。
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夢中になって見守るうちに、すぐ右側の高い草地の上にも、別のかげろうが発生した。二番目のそれも同じように内部から極彩色の細片のうねりを生じ始めた。
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もうひとつの傘と重なるように、左右に三つ目、五つ目、七つ目の傘が、くるくるとまわりつつ転がり出たのである。しかも、その傘に描かれているのは、いずれも極彩色の春宮図であった。緑の夏草のなかに、数十人の男女の裸体は、白蛇のようにもつれて旋回した。
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バンコクにあるワットパクナムは1998年、日本の千葉県成田市にワットパクナム日本別院を開設し、5人の僧侶を派遣している。青や赤を使った極彩色の建物、黄金の仏像などタイ風の寺院建築である。在日タイ人コミュニティ向けであるが、日本人なども参詣できる。
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一体合乗俥というはその頃の川柳や都々逸の無二の材料となったもので、狭い俥に両性がピッタリ粘着き合って一つ膝掛に纏まった容子は余り見っともイイものではなかった。搗てて加えて沼南夫人の極彩色にお化粧した顔はお葬い向きでなかった。その上に間断なくニタニタ笑いながら沼南と喃々私語して行く体たらくは柩を見送るものを顰蹙せしめずには措かなかった。
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まわりの景色は歪み。極彩色の色を放つのに、女だけは目の前で、風間を言葉で責めつづけた。
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その声は、拡大されたわたしの意識野の中では極彩色のつややかなものだった。「すばらしいです」 そういうのがやっとだった。
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しばらくのあいだ、魂を吸いとられたように眺めていた。暗がりのなかで見る極彩色が、こんなにも美しいことをはじめて知った。
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爬虫類的な外観を持ち、同様の外耳がない耳を持つ。背面の甲羅は威嚇時に展開し、内側の極彩色の部分を盾のように見せる。口から発光とともに吐き出す猛毒が最大の武器で、その成分は火山ガスと同じく高濃度の亜硫酸ガスである。
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道が見える気がする。それはわけのわからない極彩色をした見たこともない道。でも家への帰り道の一つにちがいなかった。
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将来の金融センターの所長は芳恵と國子は決めていた。芳恵が泣いていると極彩色の特攻服を着たメンバーたちが駆けつけてきた。「芳恵、西棟がヤバイことになってるよ」 國子に聞かれたくなかった芳恵がシッと口に指を当てる。
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「乾杯するとしようか、わしらも」 ケーフェンヒラー老人の声で、パトリチェフがつぎつぎと缶ビールの蓋をあけた。どこかから極彩色の紙テープが飛んできて、三人の頭上に絡みかかる。
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身舎正面は5対7対5の割合で柱が配置され、格子戸を脇間ははめ殺し、中間は引き違いにたて、正側三面に高欄付の縁がめぐっており、高欄の大部分および縁下などの部材は、建立当時から新しくとりかわっていますが、 その他の大部分は、当初材が現在も良く保たれています。また、もとは極彩色が施してあり、その痕跡がいまも僅かに残っています。建立された時代を明らかにする資料はありませんが、少なくとも寛永を下ることはなく、17世紀初頭の建築とみられています。
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五階のそこからそとを見ると、目の前に丸屋根を上にのせた塔がいくつもあった。日光の東照宮ほどではないが、極彩色で積み木のお城といった感じである。ただし、これは聖ワシリー寺院で、クレムリンはその少しむこうに存在している。
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きわだってさえた色に紅く染まり、緑の多い中に点綴されるのでまったく目ざましい。やがて村のまわりの山々の上の方から色づいてきて、満山が極彩色となる。雑木林の紅葉は楓一色のよりも美しい。
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