極め手

全て 名詞
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  • 最後の極め手が見つかるまでは、舞台の陰にかくれていなければいけないんです。 クリスティ/能島武文訳『スタイルズ荘の怪事件』より引用
  • 彼のいっていた『最後の極め手』がまだ見つからないのだった。 クリスティ/能島武文訳『スタイルズ荘の怪事件』より引用
  • まず第一に、ハム子は美少女というだけで、私が必要とする能力の極め手がありません。 色川武大『恐婚』より引用
  • その大関のおまえが一緒について出てくれるかどうかが、この独立が成功するか否かの極め手になる。 石井代蔵『千代の富士一代』より引用
  • これが極め手になると思っておるんだ。 カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』より引用
  • ある些細な出来事、ある取るに足らない言葉の中に、め手になるようなものがあるにちがいないヽヽヽヽヽのです! クリスティ/能島武文訳『ABC殺人事件』より引用
  • つまりこんな問題は、各人各種にどう考えようと自由だし、また考え得られるし、といって誰にも極め手はないということだろうと思われる。 吉川英治『忘れ残りの記』より引用
  • そして本場所土俵を盛りあげる最大の極め手として打ったのが、四十年初場所から実施の部屋別総当たり制であった。 石井代蔵『千代の富士一代』より引用
  • この場合は極め手というものがぜんぜんなかった。 シムノン/稲葉明雄訳『怪盗レトン』より引用
  • その実績が最後の極め手となったのだ。 石井代蔵『千代の富士一代』より引用
  • 今度という今度は、彼がたわいもなく、一人で「絶対の極め手」と称しているようなチャンスであった。 O・ヘンリー/大久保博訳『O・ヘンリー短編集(下)』より引用
  • それらを総称して赤絵というのだが、この色を創り出すのが赤絵窯業ようぎようの極め手であった。 平岩弓枝『ちっちゃなかみさん』より引用
  • この点を追求して明確にすることは最も大切で、この事件の真犯人をあげるとすれば、今日に至っては、こういう点で追求して、真相に迫って行く以外に、さしたる極め手はない筈なのだ。 坂口安吾『切捨御免』より引用
  • 角界民主化の起爆剤となるか否かの極め手になる。 石井代蔵『千代の富士一代』より引用
  • 宝石とか食器類、乃至は名画の盗難となると、極め手がちゃんと用意してあるのです。 カー/宇野利泰訳『帽子蒐集狂事件』より引用
  • だいたい容疑者が幾人もいて、その一人一人に犯人の可能性があるというのは、探偵小説の公式みたいなもので、その大部分は、誰にでもピストルを撃つ機会があったが、ただ極め手が見つからない、というだけの平凡な筋立だ。 福永武彦『加田伶太郎全集』より引用
  • それほど当時、そいつの容疑は濃厚だったんですが、そいつがうまくわれわれの指からすべり抜けていったというのは、ひとつには極め手がなかったせいもありますが、もうひとつ大きな理由としては、そいつを取り調べ中に、椿子爵に関する密告状が来たんです。 横溝正史『金田一耕助ファイル04 悪魔が来たりて笛を吹く』より引用
  • これに対して糧道をふさぎ水道をっても、それが直ちに落城のとはいわれない。 吉川英治『新書太閤記(六)』より引用
  • その出世の極め手は、彼女の語感の鋭さと、絶対に間違ったためしのない流暢な敬語遣いを父が評価したことによる。 酒井美意子『ある華族の昭和史』より引用
  • 四国がわの内部では、すでに谷忠兵衛のごとき具眼ぐがんがあって、前途を見とおした〝め手〟を打って、元親の同意を強請きようせいしていたほどだったが、戦局上の表面では、攻略軍の羽柴方とて、決して、その作戦企図きとは、易々いいとは進んでいなかった。 吉川英治『新書太閤記(十一)』より引用