極めたもの

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  • そしてそれに続く言葉は、思いもかけぬほど峻烈を極めたものだった。 中井英夫『とらんぷ譚』より引用
  • この地の戦は我方の困難を極めたものとなるであろう。 伊藤整『太平洋戦争日記(三)』より引用
  • 講武所の稽古は型を廃して試合を主とし、猛烈を極めたものである。 南條範夫『山岡鉄舟(一)』より引用
  • 今の彼にとって、この一撃こそ精神と肉体の極限を極めたものだったのである。 菊地秀行『吸血鬼ハンター08 D-薔薇姫』より引用
  • 女の告白は聴いている私を息苦しくしたくらいに悲痛をきわめたものであった。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • 文之丞から出た諸手突きは実に大胆にして猛烈を極めたものでした。 直木三十五『大衆文芸作法』より引用
  • 露骨に云へば中佐の詩は拙悪せつあくと云はんよりむし陳套ちんたうきはめたものである。 夏目漱石『艇長の遺書と中佐の詩』より引用
  • 南極観測隊の準備が慎重を極めたものであるという実証の一つとしてそのような噂がでたものと思われた。 新田次郎『昭和新山』より引用
  • それは皆珍しいものばかりで贅沢を極めたものであった。 夢野久作『あやかしの鼓』より引用
  • 同じ道を歩み、同じ奥義を極めたものですら、このように食い違いが出る。 仁木英之『僕僕先生』より引用
  • ここでもまた、底で動くものの総ては単調を極めたものだった。 横光利一『旅愁』より引用
  • それは皆珍らしいものばかりで贅沢を極めたものであった。 夢野久作『あやかしの鼓』より引用
  • 彼の仕事は顕微鏡写真の発達する以前の雪華図としては、最も精巧を極めたものといわれている。 中谷宇吉郎『雪』より引用
  • さて、この監獄が日本第一たるはいうまでもなく、世界中でも何番目という完美を極めたものだそうな。 堺利彦『獄中生活』より引用
  • オレンブルグの生活が如何に艱難を極めたものであったかは、容易に想像がつくであろう。 プーシキン/中村白葉訳『大尉の娘』より引用
  • それから後の年月は、混乱と不安を極めたものだった。 ストレイチー・リットン『エリザベスとエセックス』より引用
  • この出兵論が正しいか正しくないかは知れないが、いよいよ事実になってみると愚劣を極めたものでした。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 氏郷の返辞はアッサリとして妙を極めたものであった。 幸田露伴『蒲生氏郷』より引用
  • この国において見る地図という地図がすこぶる詳細を極めたものであったので、光太夫は自分ながら自分が描いた地図にあきたらぬものを感じた。 井上靖『おろしや国酔夢譚』より引用
  • いずれ任官した所属先で否応いやおうなくまわってくる副直将校などの勤務がどれ程繁忙を極めたものであるかをあらかじめ経験させることにその目的があったように思う。 島尾敏雄『魚雷艇学生』より引用
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極めたもの の使われ方