根深

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  • 夏陽子は今さらながら飛沫を支配する白波の影の根深さを思い知らされた。 森絵都『DIVE!! 上 (RubyMate変換)』より引用
  • その大きな二つの掌の中で、麻耶子の首は細い根深のように頼りなげに震えた。 横溝正史『塙侯爵一家』より引用
  • 当時は高校生だった登山家の根深誠が、この捜索活動に参加していた。
  • 結局、アルは彼独得の根深節をわたしに臆面おくめんもなく聴かせていたのであった。 米谷ふみ子『過越しの祭』より引用
  • 運命に会えば会うだけ私の悪の根深さがわかります。 倉田百三『出家とその弟子』より引用
  • 中でも市内で栽培される根深ねぎは、「深谷ねぎ」として知られている。
  • フィリピンの貧困の二重三重の根深さを、西本さんは改めて思わないわけにはいかなかった。 野村進『アジア新しい物語』より引用
  • 偏見の根深さを思い知らされる場面にも多く出遭っただろう。 高井有一『立原正秋』より引用
  • それは貧乏の本心であって、よいものを悪く見られたいというのは非常に浮いた、まるで真実さが、根深さが違うと思うのであります。 倉田百三『生活と一枚の宗教』より引用
  • 私は正常な人間にも、あなたなしでは死んでしまう、という感情に支配される場合があるのを思い起し、石人病の人類に対する根深さを知らされた。 半村良『赤い酒場』より引用
  • このところ朝も夕も、根深汁に大根の漬物だけで食事をしながら、彼は暮していた。 池波正太郎『剣客商売 01』より引用
  • ついでにいえば「根深ねぶか」もまた古くからの葱の呼び名である。 池波正太郎/佐藤隆介・編『鬼平料理帳』より引用
  • アガルタの基礎知識を教えてくれた継田も、問題の根深さにおそれをなして、それ以上近寄ろうとはしない。 半村良『楽園伝説』より引用
  • 衛星監視室を出、エレベーターを乗り継いで本部ビルの三階に上がったのは、外の状況を少しでも知りたかったからだが、下ろされたブラインドを上げる余裕はなく、断続する爆発の震動だけが混乱の根深さを伝えて廊下に響いている。 福井晴敏『川の深さは』より引用
  • 栽培法は根深ネギとほぼ同様であり種子によって繁殖する。
  • 根深誠は、この小岳を白神山地では天狗岳に次いで眺望の良い山としている。
  • この処置でさえ1780年のという反発に終わり、継続する反カトリック感情の根深さを示す結果になったが、ローマ・カトリック教徒の市民権の制限は、彼らに財産を保有する権利や、土地の相続やイギリス陸軍に入る事を許したが可決されて変わり始めた。
  • 選挙結果の正式発表前にはコペとフィヨンの両陣営が勝利宣言をし、相手候補の不正を批判するなど党内対立の根深さを露呈する結果となった。
  • 大炊頭さまとて、水戸の騒ぎは、それ以前からの藩を二つに分ける攘夷派と佐幕派の確執が火を噴いたものだということくらいはご承知だったでしょうが、何といっても距離のある支藩ですから、その争いの根深さがお身にシミてはいなかったものと思われます。 山田風太郎『魔群の通過』より引用
  • 江戸の町を書く以上は、作者としては根深汁ねぶかじる八千代饅頭やちよまんじゅうも甘酒も亀の泉もゆるがせにできなかったのだろう。 池波正太郎『剣客商売 08 狂乱』より引用
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