染め抜き

全て 動詞
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  • 紋の数が多いほど格が高いとされ、染め抜きの日向紋の五つ紋が最も格が高い正式なものとなる。
  • ここに見えるのは、からすの形をした染め抜き模様です。 海野十三『心臓盗難』より引用
  • 見ると紺の水引暖簾に白く輪違いの紋が染め抜きにされていて、脇坂という名も見える。 泡坂妻夫『死者の輪舞』より引用
  • かつては、綿生地に染め抜きが多かったが、コストが高く、近年では業者が少ない。
  • 旗の中心に校名を染め抜き、その上部に皇室を象徴する菊花と葉の図案を配し、下部には生徒を象徴するナデシコの図案を配した物だったが、現存していない。
  • 遠くでもハッキリ見えたが、近寄って来ると、その白い円いものは法被はっぴの上の染め抜きで、暗紅色あんこうしょくのふちぬいの中にあることを知った。 魯迅『薬』より引用
  • もちろんあれが偽物にせもの血液けつえきだったなどというドッキリオチもないし、今も彼女はかわきかけた血のりで全身をき、峻護とてたっぷり返り血を浴びてその血潮ちしおの熱さにじかにれているのだ。 鈴木大輔『ご愁傷さまニノ宮くん 08』より引用
  • 「粧い美人図」は蝋纈染めで女性の上衣と背景の萩、菊を染め抜き、全体を白抜きにした後で顔や髪、内着や帯などに彩色を加えてゆくという特殊な描き方をした珍品である。
  • 無地お召や紬などにも紋を付けるが、この地で五つ紋をつけて正装として着ることはしないので、現在ではこの地の場合は染め抜きではなく陰紋として刺繍などで付けることが多く、その数も三つ紋か一つ紋になることが多い。
  • 黒塗りに金蒔絵で、うちの定紋を散らしたやつに、これも定紋を染め抜きました縮緬ちりめん袱紗ふくさに包んで出します。 麻生芳伸編『落語特選(下)』より引用
  • 麻の小袖の、定紋の代りに髑髏どくろを染め抜き、腰のあたりに花切り鎌、左に輪ちがいを浮かせた、その野晒のざらし模様は、あまりにも有名だったからである。 柴田錬三郎『嗚呼 江戸城(中)』より引用
  • 古くから桐は鳳凰の止まる木として神聖視されており 、日本でも嵯峨天皇の頃から天皇の衣類の刺繍や染め抜きに用いられるなど、「菊の御紋」に次ぐ高貴な紋章とされた。
  • 三代目の現行は赤地に白く目玉マークを染め抜き、下部に「産經新聞」と馬場雄二作のフジサンケイグループ統一ロゴが白く染め抜かれた物となっている。
  • その端には、「つたや」の染め抜き文字も読めた。 松本清張『鬼火の町 新装版』より引用
  • 菊人形のある間は菊蕎麦は連日満員で、菊見煎餅の板の間では七、八人の職人が藍地に白で菊を染め抜き、襟には菊見煎餅と抜いた半被はつぴで勢よく丸や四角の堅焼を、よく熾った炭火で裏表と返して焼いていた。 森茉莉『記憶の絵』より引用
  • はきと分らねど白地にくずの葉を一面に崩して染め抜きたる浴衣ゆかたえりをここぞと正せば、暖かき大理石にてきざめるごとき頸筋くびすじ際立きわだちて男の心をく。 夏目漱石『一夜』より引用
  • 「染め抜き日向紋」は紋を白く染め抜いたもの、「染め抜き陰紋」は紋を白い輪郭で描いたものである。
  • 「染め抜き日向紋」が正式で、正装に用いられる。
  • 土岐氏の「水色桔梗」の旗紋は「白地に水色で染付けした桔梗紋」と「水色の地に染め抜きの桔梗紋」がある。
  • 紋には、「染め抜き紋」、「縫い紋」、「加賀友禅紋」、「加賀縫い紋」があり、それぞれ「日向紋」、「陰紋」がある。