染め抜い

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  • 白ちりめんへ桐の葉を写生風に染め抜いてあるのを殆ど素肌に着てゐました。 岡本かの子『縮緬のこころ』より引用
  • 両襟に小さく二個と、背中にひとつ巨大な真紅の十字模様が染め抜かれている。 九里史生『SAO Web 01』より引用
  • 餅、だんごと染め抜いた旗が出ていて、店の内に毛氈もうせんが見える。 藤沢周平『よろずや平四郎活人剣(上)』より引用
  • 女達は日の丸を染め抜いた手拭で姉さんかぶりをして、モンペ姿である。 難波利三『てんのじ村』より引用
  • 染め抜かれた赤い文様が、まるで血を吸ったように鮮やかに樹間に映える。 虚淵玄『Fate/Zero Vol.2 「王たちの狂宴」』より引用
  • 七の字が染め抜かれたその緑は少しまぶしいのだろう。 高野和『七姫物語』より引用
  • ウオードレスに百翼長のマークを染め抜いた整備主任が苦笑いした。 榊涼介『ガンパレード・マーチ 04 5121小隊 熊本城決戦』より引用
  • 何度も呼ばわると、馬の絵を染め抜いた着物を着た、化粧の濃い中年女性が姿を見せた。 田中啓文『私立伝奇学園高等学校民俗学研究会その1 蓬來洞の研究』より引用
  • それは真正ほんとうのロシア更紗で、一面の真紅まっかな地に白の水玉が染め抜かれてあった。 室生犀星『性に眼覚める頃』より引用
  • 武田家の家紋を染め抜いた幕間が、形を大きくして迫ってくる。 咲村観『上杉謙信地の巻』より引用
  • いずれの作品もみな、ロシア民謡の特徴に染め抜かれている。
  • 背中に、とんでもない英語の台詞せりふが白く染め抜かれているものだ。 小林信彦『素晴らしい日本野球』より引用
  • 紫の羽二重に白く、大きく神林家の家紋である源氏車が染め抜かれている。 平岩弓枝『御宿かわせみ 26 長助の女房』より引用
  • 窓から入り込んだ夕日が、床の白いタイルを真っ赤に染め抜いていた。 伊達将範『DADDYFACE』より引用
  • 不思議だからまた羽織を脱ぐと、同じ場所が大きく二カ所ほど汗で染め抜かれていた。 夏目漱石『三山居士』より引用
  • シャツの胸にはT大学のネームが、白いローマ字で染め抜いてある。 阿刀田高『仮面の女』より引用
  • その髪は黒のまま、こびりついた血液が赤く斑 に染め抜いている。 奈須きのこ『歌月十夜 44 直死館殺人事件』より引用
  • 大抵はむらさきに字を白く染め抜いたものだが、中には白地に黒々と達筆をふるったのも見える。 夏目漱石『趣味の遺伝』より引用
  • 周囲まわりは鉄色に近いあいで、四隅よすみ唐草からくさの模様を飾った茶のを染め抜いてある。 夏目漱石『草枕』より引用
  • その腹掛の紺木綿には、白く、一心という二文字が染め抜いてあった。 柴田錬三郎『嗚呼 江戸城(中)』より引用
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染め抜い の使われ方