染め抜いてある

14 の用例 (0.00 秒)
  • 染め抜いてあるシンプルな真実が、奇妙に説得力を失っていた。 片岡義男『波乗りの島』より引用
  • 白ちりめんへ桐の葉を写生風に染め抜いてあるのを殆ど素肌に着てゐました。 岡本かの子『縮緬のこころ』より引用
  • シャツの胸にはT大学のネームが、白いローマ字で染め抜いてある。 阿刀田高『仮面の女』より引用
  • 周囲まわりは鉄色に近いあいで、四隅よすみ唐草からくさの模様を飾った茶のを染め抜いてある。 夏目漱石『草枕』より引用
  • ひろげてみると浅黄に白く鬼の面が染め出してあり、うえに本という字が、これまた白く染め抜いてある。 横溝正史『金田一耕助ファイル03 獄門島』より引用
  • 誰が着たのか、桐の紋は、背中に白く染め抜いてある。 吉川英治『新書太閤記(一)』より引用
  • ちょうど浅葱色あさぎいろあわせもんの染めいてある辺である。 森鴎外『佐橋甚五郎』より引用
  • これも焼芋の釜の据えてある角から二三軒目で、色のめた紺暖簾こんのれんに、文六と染め抜いてある家へ買いにるのである。 森鴎外『独身』より引用
  • 背中に、『角』の字が染め抜いてある半纏だった。 笹沢左保『地獄を嗤う日光路』より引用
  • 中央に、あの五芒星ごぼうせいの印が黒く染め抜いてある。 荒俣宏『帝都物語1』より引用
  • 手袋の甲に、黒い紋様が染め抜いてある。 荒俣宏『帝都物語2』より引用
  • と、船頭がなおものぞくと、座蒲団には、酢漿草かたばみの紋が海老茶の地に白く染め抜いてある。 松本清張『鬼火の町 新装版』より引用
  • 提灯には赤地に白く「当り屋」と染め抜いてある。 横溝正史『夜の黒豹』より引用
  • これへ京都の西陣で別染めにした大津絵の『釣鐘弁慶』『座頭』『藤娘』『鬼の念仏』などが染め抜いてある。 麻生芳伸編『落語百選 春』より引用