染め抜いた暖簾

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  • と染め抜いた暖簾を出している向かい側の茶店に身をひそめた。 中村彰彦『明治忠臣蔵』より引用
  • 同じ色合いで同じように紋所を染め抜いた暖簾のれんが、番小屋の表にもかけられているが、これらは十年ほど前から始まったしきたりだそうである。 宮部みゆき『孤宿の人 (上)』より引用
  • あい地に白く大むらと染め抜いた暖簾のれんが見えてくる。 畠中恵『ねこのばば』より引用
  • 酔って足もとがひょろついている男が一人、七之助の後を行ったり来たりしていたが、七之助に何か言われると、急に胸を張って、みやこどりと店名を染め抜いた暖簾をくぐった。 藤沢周平『暁のひかり』より引用
  • 「いせや店先図」は遊廓内の茶屋「いせや」の屋号を染め抜いた暖簾の下に腰掛ける花魁を描いており、その花魁は長煙管をくゆらせながら対の禿の脇で手紙を眺めているところである。
  • 可哀相な先生が下駄を拾い、屋号を染め抜いた暖簾をくぐって出た戸外そとは、もうとっぷりと暮れ、肩を落としてお七坂を下る先生の背中に、菊ちゃんが、またどうぞと空々しい声をかける。 久世光彦『陛下』より引用