染め付け

全て 動詞 名詞
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  • 成立当初は、布に染め付けられていたと記述されているが、原本は失われている。
  • しかも私の疑惑を強く染め付けたものの一つでした。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 自分はこれらの主義を高く標榜ひようぼうして路傍の人の注意をくほどに、自分の作物が固定した色に染め付けられているという自信を持ち得ぬものである。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 細かい意匠で埋め尽くされた四角い陶板の中央には、尾の長い鳥の絵が染め付けられている。 小野不由美『十二国記 丕緒の鳥』より引用
  • そうしてその上にいろどられる大都会の空気が、記憶の復活に伴う強い刺戟しげきと共に、濃く私の心を染め付けた。 夏目漱石『こころ』より引用
  • 輪郭線で囲まれた模様に筆や刷毛で染料を染め付けていくのが「色挿し」と呼ばれる工程である。
  • 古伊万里の青い染め付けの皿の上に盛られた鯛の刺し身は、まだ透明で、下の皿の色が透けて見える。 夢枕獏『東天の獅子 第三巻 天の巻・嘉納流柔術』より引用
  • 華麗でカラフルな、色鍋島も素敵ですが、私は繊細な染め付けのほうが好きなんです。 幸田真音『傷 邦銀崩壊(上)』より引用
  • 聖杯がこんなにお手軽に「発見」できるものだったなら、とうの昔にげんの宮廷にあった染め付けのつぼでも持ってきて聖杯と名づけて、教会に寄付すればよかったのです。 坂東眞砂子『旅涯ての地(上)』より引用
  • この工場では布地の染め付け、ニット工程も行われている。
  • 朝の散歩の趣を久しく忘れていた僕には、常に変わらない町の色が、暑さと雑沓ざつとうとに染め付けられない安息日のごとく穏やかに見えた。 夏目漱石『彼岸過迄』より引用
  • 京焼きの茶碗ぢやわんはさっきから膝頭ひざがしらに載っている。 夏目漱石『虞美人草』より引用
  • こういう珍しい千代紙式に多様な模様を染め付けられた国の首都としての東京市街であってみれば、おもちゃ箱やごみ箱を引っくり返したような乱雑さ、ないしはつづれの錦の美しさが至るところに見いだされてもそれは別に不思議なことでもなければ、慨嘆するにも当たらないことであるかもしれない。 寺田寅彦『カメラをさげて』より引用
  • 替え立ての畳の上に、丸い紫檀したん刳抜盆くりぬきぼんが一つ出ていて、中に置いた湯呑ゆのみには、京都の浅井黙語あさいもくごの模様画が染め付けてあった。 夏目漱石『それから』より引用
  • え立てのたゝみうへに、丸い紫檀の刳抜盆くりぬきぼんが一つてゐて、なかに置いた湯呑には、京都の浅井黙語の模様ぐわけてあつた。 夏目漱石『それから』より引用
  • 吐きかけられた唾が、消せないインクになって、遼に敗北者、負け犬の印を染め付けているような気かした。 麻生俊平『ザンヤルマの剣士』より引用
  • 緋は緋色に染め付ける染料のみではなく、緋色に染め付けられた糸や絹の色も指すことがしばしば強調されることからも分かるように、染色によって現れる染色とも強く関わる。
  • 朝鮮の陶枕は、 tocchin とよばれ、枕隅といって布製の枕の両端を装飾するため磁器製の板に彫刻や染め付けをほどこしたものがある。
  • 染め付けや色絵の町・有田にあって、一貫して広口の磁器の張りのある豊かなフォルムを追求し続け、漆黒の天目釉に鉄砂、銀砂、青、翠などで条線文様を施したモダンなデザインで、花器を中心に新境地を展開し、有田焼の代表的作家となった。
  • 天使たちが立つ床面は、「イエスの御名」のモノグラムである「IHS」や神の子羊などが染め付けされたマヨリカ陶器のタイルが敷き詰められている。
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