染められる

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  • 目の前には、小豆あずき色ののれんが三筋、中央に丸に成と染められていた。 花登筐『あかんたれ 土性っ骨』より引用
  • 朝の茜に染められて小さく波立っている湾の二つの島に、最初の陽がさした。 石牟礼道子『十六夜橋』より引用
  • そこには夜の黒に染められた風景が静かに広がっている。 榊一郎『神曲奏界ポリフォニカ 第2話』より引用
  • 母親のカッポー着は、そんな白米の御飯の色で染められているのである。 赤瀬川原平『少年とオブジェ』より引用
  • 三年をすぎてから、ようやく少しずつ、自分のものが染められるようになった。 夏樹静子『風の扉』より引用
  • そのたびに、木立のあいだに立つふたりは赤や青や緑や橙に染められていく。 大野木寛『ラーゼフォン夢みる卵』より引用
  • 世界が夕日の色に染められるように、わたしの心も井上先輩でいっぱいになる。 野村美月『文学少女シリーズ10 “文学少女”見習いの、初戀。』より引用
  • 顕微鏡で見ると、いろいろに染められた数種の繊維の集まりだとわった。 フリーマン/大久保康雄訳『歌う白骨』より引用
  • 紅葉が美しく、まわりの山々はまるで血で染められたみたいに見えた。 村上春樹『国境の南、太陽の西』より引用
  • 赤紫色のマニキュアに染められた爪が、まっすぐに真一を指さしていた。 宮部みゆき『模倣犯 下』より引用
  • 女の子は誰でも、一度は王子様に見染められる幸運を夢見るものなのであろう。 柴門ふみ『男性論』より引用
  • 勝次郎はいつの間にか家の娘のお早に見染められたのである。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 真っ黒に染められた不安な気持ちで俺は息をきらせてもがいていた。 尾崎豊『堕天使達のレクイエム』より引用
  • 世の男は大抵、こいつが可愛いから俺は面倒に手を染められると思えるだろう。 入間人間『電波女と青春男 第02巻』より引用
  • 血の半分を涙に出来たら部屋を赤く染められるのに。 池上永一『シャングリ・ラ 上』より引用
  • その思念に呼ばれるまま、カイルロッドは赤く染められた世界を走っていた。 冴木忍『カイルロッドの苦難 9 思い出はいつまでも』より引用
  • フル・フロンタルの色に染められていた戦場が、別のなにかに浸食されてゆく。 福井晴敏『機動戦士ガンダムUC 03 赤い彗星』より引用
  • 場所は、数日前、五条周馬とお香の血で染められた庭であった。 山田風太郎『忍法女郎屋戦争』より引用
  • どこで飲んで来たのか、若い侍のつややかな白いほおはほんのりと染められていた。 岡本綺堂『番町皿屋敷』より引用
  • 浴衣を桃色に染められたのはたしかに近年まれに見る痛恨事であった。 森見登美彦『四畳半神話大系』より引用
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