染めていく

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  • 町全体を包む空気が、どんな新しい建物をも奈良の色に染めていく。 坂東眞砂子『身辺怪記』より引用
  • したたる血は白い顔に飛び散り、全身を狂気の地図のごとく染めていく。 菊地秀行『吸血鬼ハンター15 D-魔戦抄』より引用
  • 石油色のすさびた水の色が、黄昏のなかに少しずつ色を暗く染めていった。 林芙美子『河沙魚』より引用
  • 中学卒業後、家を出てうろついていた少年は次第に殺しに手を染めていくようになる。
  • 侍の腕からふきこぼれる血汐ちしおが橋上の雪を見る見る赤く染めていった。 池波正太郎『剣客商売 06 新妻』より引用
  • 絶望の毒がゆっくりと心を染めていくのを感じる。 九里史生『SAO Web 02』より引用
  • 血が私の白いジョッキー・ショーツを赤く染めていくのが見えた。 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 1』より引用
  • どろり、とそのまま黒い染みになって、ホテルの廊下を黒く染めていく。 奈須きのこ『月姫 太陽(シエル・グッドエンド)』より引用
  • その魅惑的な考えはどんどん膨らみ、あたしの心を真っ白に染めていった。 山本弘『妖魔夜行 私は十代の蜘蛛女だった』より引用
  • 寒さが、ひしひしと迫ってくるのが、なお彼の気持を悲痛な色に染めていった。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 配属将校の下、少年たちを徹底的に軍の色に染めていくのである。 森村誠一『ミッドウェイ』より引用
  • どんな黒よりも黒く、いろどりが一切いっさいない虚空こくうのような黒色が矢を染めていく。 ろくごまるに『封仙娘娘追宝録05 黒い炎の挑戦者』より引用
  • 美魚の頭から流れ出た血が、美鳥の手や顔を赤黒く染めていく。 綾辻行人『暗黒館の殺人(下)』より引用
  • 落ちる時、低い雲を黄に赤にかまどの火の色に染めていった。 夏目漱石『門』より引用
  • 鼻と口から流れる血がすじを引いてあごを伝い、雨で薄まりながらも制服を赤く染めていった。 片山憲太郎『電波的な彼女01』より引用
  • そんな環境から、彼もストリートの世界に手を染めていった。
  • このように最初から予定外の船出であったが、にもかかわらず後藤は様々な事業に手を染めていくのである。
  • 抑え難い好奇と興奮の色が二つの眼を染めていく。 菊地秀行『吸血鬼ハンター06 D-聖魔遍歴』より引用
  • ただ、大粒の雪だけが無音で天から降り注ぎ、世界を白く染めていく。 九里史生『SAO Web 02』より引用
  • 倒れた男の体から毒々しい色が流れだし、花畑を染めていった。 茅田砂胡『デルフィニア戦記 第01巻 「放浪の戦士」』より引用
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染めていく の使われ方