染めたよう

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  • 殺されかけた日から、三日も目を覚まさなかった上に高い熱まで出て、数日は親の顔色があいで染めたようになっていたらしい。 畠中恵『しゃばけ』より引用
  • そのとき、染めたように青いヨルダンの明るい空が、急に薄暗く光を失ったような気がした。 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』より引用
  • 笹原の顔も往復ビンタで染めたように赤くなったまま、恐怖でひきつっていた。 勝目梓『炸裂』より引用
  • 窓から見える空は染めたように碧く、白い千切れ雲が浮いていた。 光瀬龍『東キャナル文書』より引用
  • 染めたような青い空と、けつく砂のカイロの郊外こうがいには、ドイツ空軍の大きな基地が設けられていた。 光瀬龍『紐育、宜候 SF〈太平洋戦争〉』より引用
  • 真綿を黄に染めたような、あの翼が、こうすみやかに飛ぶのに馴れるか。 泉鏡花『二、三羽——十二、三羽』より引用
  • 松の幹の染めたように赤いのが、日を照り返して幾本となく並ぶ風情ふぜいを楽しんだ。 夏目漱石『門』より引用
  • とつぜん、洞窟の中の暗闇が染めたようなあざやかな青に変わった。 光瀬龍『明日への追跡』より引用
  • 天も地も染めたような深い青にいろどられて、そのあとにつづく濃藍色のうらんしょくの夜を待ち受けていた。 光瀬龍『たそがれに還る』より引用
  • 槇村は一日おいて、事務所に現われたが、わずか一週間ほどの間に、頭髪が、染めたように白くなっていた。 阿佐田哲也『ばいにんぶるーす』より引用
  • セリーナも頬を染めたような気がした。 藤原正彦『若き数学者のアメリカ』より引用
  • 飛散したものをさがしもとめる気力もなく私は茫然と赤インキで染めたような岸を歩いた。 開高健『青い月曜日』より引用
  • 少年はなめらかな頬を染めたようである。 田中芳樹『銀河英雄伝説 01 黎明篇』より引用
  • ダルマはかすかに頬を染めたようだった。 石田衣良『アキハバラ@DEEP』より引用
  • そして髪は、最高級の墨で染めたように黒い。 山本弘/友野詳/高井信『妖魔夜行 深紅の闇』より引用
  • 翡翠は僅かに頬を染めたように見える。 奈須きのこ『歌月十夜 21 胡蝶の夢』より引用
  • 頭は露草のしるで染めたように青いのである。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • めんが、絵の具で染めたような緑色をしているのだ。 秋山瑞人『イリヤの空、UFOの夏 その4』より引用
  • 染めたような青い空に、真白な千切れ雲が浮かんでいる。 光瀬龍『歌麿さま参る』より引用
  • 越してみるともう竹の手拭いかけにかたの端を藍壺に浸して染めたような手拭いが家主の気遣いでかけてあった。 森茉莉『記憶の絵』より引用
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染めたよう の使われ方