染めたよう

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  • 薄墨色の雲は千切れ千切れて、そこから染めたように青い空がのぞいていた。 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』より引用
  • へや全体が奇妙な光に照らし出され、尚の顔も手も染めたように青かった。 光瀬龍『作戦NACL』より引用
  • だから上の方の東に面した壁の一角は白み染めたように思われる。 ベルナノス『田舎司祭の日記』より引用
  • あのような青いインキで染めたような泥は、板橋区の長崎町のほかにないんです。 海野十三『蠅男』より引用
  • 半助の稽古衣の袖で、鼻をかんでやったら、そこが染めたように真赤になった。 夢枕獏『東天の獅子 第四巻 天の巻・嘉納流柔術』より引用
  • その大きな穂先は、眼の届く限り代赭たいしゃで染めたように日の光を吸っている。 夏目漱石『満韓ところどころ』より引用
  • すると、あざやかな花びらの照返しが、彼女のほおめたように思われた。 ツルゲーネフ・イワン『はつ恋』より引用
  • 鼻血と体のあちこちからき出した血で、元の上体は朱で染めたようになった。 光瀬龍『征東都督府』より引用
  • それをよく見ようとすると色があせて、まるで霞で染めたような灰色になるのよ。 ウルフ/岡部宏之訳『新しい太陽の書1』より引用
  • 鼻の先が紅花で染めたように赤いことから、彼女を末摘花という。
  • 二人の顔は窓からさしこむ陽の光の、木々の葉の反射を受けて染めたように青かった。 光瀬龍『百億の昼と千億の夜』より引用
  • その周囲があざやかな緑色の光環となり、染めたような青い空にこの世のものでない姿で浮いていた。 三瀬龍『宇宙のツァラトゥストラ』より引用
  • 染めたような青い空を、純白の飛行雲が四本、白線を描いてゆく。 光瀬龍『紐育、宜候 SF〈太平洋戦争〉』より引用
  • 柱のうちの一本には見張り所が作られ、そしてもう一本の柱には、血で染めたような色の旗が掲揚けいようされていた。 水野良『ロードス島戦記 4 火竜山の魔竜(下)』より引用
  • 染めたような青い空を、一機のダイナ・ソアが白い飛行雲を曳きながら上昇していった。 光瀬龍『寛永無明剣』より引用
  • 頭のいただきのあかさもこの近い距離から見ると、染めたようにあざやかであった。 海音寺潮五郎『平将門 下巻』より引用
  • 湯からあがると、全身は染めたような桜色になっている。 田村泰次郎『肉体の門・肉体の悪魔』より引用
  • しかし君は、なかなかむずかしいことに手を染めたようだね。 海野十三『霊魂第十号の秘密』より引用
  • ニワトリくらいの大きさで、どちらも赤と青と黄の絵具えのぐで染めたような華麗な色をしています。 山田風太郎『室町少年倶楽部』より引用
  • 黒ずんだ青い葉と葉のあいだは染めたように赤い。 夏目漱石『三四郎』より引用
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染めたよう の使われ方