染めたもの

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  • このような野外では、俺の着ている濃緑色ダーク・グリーンの装束は黒く染めたものよりも闇に溶け込みやすい。 ベニー松山『風よ。龍に届いているか(上)』より引用
  • 「型絵染」は芹沢が創始した技法で、布の代わりに、紙を型紙で染めたもの。
  • いずれにしても半七の意見に付いて、まずその髪の毛を鑑定させることになって、ある蘭法医のところへ送って検査させると、それは日本人の毛髪を薬剤や顔料で染めたものではないらしい。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 全草を煎じて染めたものは黄八丈と呼ばれる。
  • そのうちに白布に千個の円型の赤い印を染めたものが売られるようになって、その円の中に結び目をつくる。 吉村昭『東京の戦争』より引用
  • 紫色の髪の毛は染めたものとしか見えなかった。 小林信彦『素晴らしい日本野球』より引用
  • それは純毛ではなく、化学染料で染めたものだった。 群ようこ『モモヨ、まだ九十歳』より引用
  • それがほんとうの異人の髪の毛であるか、あるいは何かの薬か絵の具で染めたものであるか、それを確かめた上でなければ、どうにも見当のつけようがなかった。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • が、よほど素養のある者ならば、シャツもデニムも本物のあいを建てて染めたものだと見抜くかもしれない。 服部真澄『清談 佛々堂先生 わらしべ長者、あるいは恋』より引用
  • これは、木の版型に柿渋などの染料を塗り、布を直接押し付けて染めたものとみられ、屏風を収納する袋などに用いられている。
  • よく使われた色は青色で、ヨーロッパタイセイというアブラナの仲間からとった藍の色素で染めたものである。
  • 当時鮮やかな赤を出せる染料は数少なく、おそらくここでの赤は南ヨーロッパの特産品であるケルメスという虫で染めたものと思われる。
  • 餡入あんいりの餅のほかにいろいろの形をした素焼きの型に詰め込んだ米の粉のペーストをやはり槲の葉にのせて、それをふかしたのの上にくちなしを溶かした黄絵の具で染めたものである。 寺田寅彦『庭の追憶』より引用
  • 本文は手漉てすきの和紙で、ちつの表面は書名にちなんでわざわざ柿渋で染めたものだと聞いていた。 三浦哲郎『愁月記』より引用
  • 喪服を染めた理由はよく分からないが、父の喪中で喪服を脱ぐわけには行かないが、白い喪服のまま出陣するのは不吉であると思って黒く染めたものと思われる。
  • 新井白石は、平行に縫い合わされた5段の陣幕の偶数目を黒く染めたものを二つ引両であるとしている。
  • 木綿を染めたものであった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 02 江戸の子守唄』より引用
  • その半被は、むろんいつかの一文銭を染めたものではなく、ふつうの紺の半被であったが、裏返しにすると、鼠色のものになった。 山田風太郎『叛旗兵』より引用
  • 古来喪服などに染められていた色で、古典小説などに登場する「薄墨の衣」は墨で染めたものではなく五倍子染めである。
  • 京都の千総で染めたものださうだけれど、牡丹の花びらの一枚一枚のぼかしぐあひ、桜の枝の薄墨をかすつたやうな筆の運び方など、そのままに下絵が眼に浮んでくる程くつきりとあがつてゐる。 森田たま『もめん随筆』より引用
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