染まる

全て 動詞
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  • ねこに似た顔は目をげたかと思うと見る見るはずかしそうに染まり出した。 芥川龍之介『トロッコ・一塊の土』より引用
  • この島で生き続けるには、やはりやみに染まる以外にないのかもしれない。 水野良『新ロードス島戦記1 闇の森の魔獣』より引用
  • 娘は父の夢に知らず知らずのうちに染まり、父の野望に支配されてきた。 大塚ひかり『源氏の男はみんなサイテー ―親子小説としての源氏物語』より引用
  • 真赤な血の色に染まった風景の中では、音は全部吸収されてしまうのだ。 荒俣宏『帝都物語5』より引用
  • きっと一生この街で、そうした暮らしに染まって生きていくことになる。 明野照葉『輪(RINKAI)廻』より引用
  • 窓の外に広がる西の空が赤く染まる頃になると、私の不安は増していく。 大山誠一郎『アルファベット・パズラーズ』より引用
  • 灰色の雲は、そこだけ、生命の始まりのような複雑な色に染まっていた。 片岡義男『波乗りの島』より引用
  • 彼女はとしはもゆかぬうちに意に染まぬドゥドト伯爵と結婚させられた。 ルソー/桑原武夫訳『告白(下)』より引用
  • 頭のほうに戸口があって、そこから薄緑に染まった陽がさしこんでいる。 久生十蘭『肌色の月』より引用
  • 影見湖の水が人魚の血で染まる、という例の云い伝えについても同じさ。 綾辻行人『暗黒館の殺人(下)』より引用
  • スケエの城の灰色の石は殺された捕虜の古い血で朽葉色に染まっていた。 松村みね子『かなしき女王』より引用
  • ところが、祖父をついだ彼の父は、この商売が気に染まなかったらしい。 草柳大蔵『実力者の条件 この人たちのエッセンス』より引用
  • 彼は次第に自分がこの場に最も馴れ染まない異分子のように思えてきた。 森村誠一『虚無の道標』より引用
  • この辺の景物が低い草から高い木まで皆黒く染まっているように見える。 森鴎外『女の決闘』より引用
  • 人間は悪に染まらず神に帰還するように選択するべきだと信じられている。
  • クラスメイトたちには染まらず、他人のどのような言葉も気にかけない。 乙一『GOTH リストカット事件』より引用
  • その顔が苦渋に染まっているのを見るのは非常に不思議な気分になる。 事務狂『fate/stay night 月姫 (TYPE MOONクロスオーバーの最高峰、文庫5~6巻のボリューム)』より引用
  • 駅前広場から見上げる五月の空は青と灰色の中間の色に染まっていた。 桜坂洋『よくわかる現代魔法 第02巻 ガーベージコレクター』より引用
  • 左手に見える海は群青に染まり、潮流が幾条もの帯を作って走っている。 阿刀田高『異形の地図』より引用
  • 津田とのセックスではこんなに美しく肌が赤く染まることはないはずだ。 神崎京介『禁忌』より引用
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