果して

全て 副詞
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  • だが果して、その希望を実現し得られる力が自分の中にあるのだろうか。 岡本かの子『富士』より引用
  • 俺は果して聖フランシスと共通な問題と要求とを持つてゐないだらうか。 阿部次郎『三太郎の日記 第二』より引用
  • 私が夫の身代りになると云う事は、果して夫を愛しているからだろうか。 芥川竜之介『袈裟と盛遠』より引用
  • 死んでしまえば身もふたもないというが、果してどういうものであろうか。 坂口安吾『堕落論』より引用
  • 今の声は果して墓の底から出た声か、それとも自分の耳から出たのか。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • それは私の父と君の母親とが果して関係したかどうかということだ。 海野十三『三人の双生児』より引用
  • 彼はその時、こんなことで果して自分は自殺しるだろうかと思った。 小酒井不木『死の接吻』より引用
  • 果しての位まで悪い沢であるか、近いうちに探って見たいと思っている。 木暮理太郎『笛吹川の上流(東沢と西沢)』より引用
  • 更に探って見ると、はたして此処ここにも人らしい者が拳を握って倒れていた。 岡本綺堂『飛騨の怪談』より引用
  • 安心さしておいて、おれはまず、牛の煮込み屋の用だけは果してやった。 豊島与志雄『早春』より引用
  • 果して他のことはどうでもいいかどうか、彼は我ながら分らなかった。 豊島与志雄『幻の彼方』より引用
  • 森君はお冬を追って行くと、果して含満ヶ渕で彼女のすがたを見つけた。 岡本綺堂『慈悲心鳥』より引用
  • 果してどの新聞にも美しい夫人の写真と一緒に詳しい記事が出ていた。 大倉燁子『鉄の処女』より引用
  • 本艇は果してこの危険圏を安全に通りぬけることができるであろうか。 海野十三『火星探険』より引用
  • 今晩、おれのところへ訪れて来ると言っていたが、果して来るかどうか。 豊島与志雄『失われた半身』より引用
  • 先生の研究が、果して可能なものとしても、犠牲がひど過ぎはしませんか? 佐左木俊郎『三稜鏡』より引用
  • 人間的にいわゆる大人になることは作家として果して必要だろうか。 織田作之助『文学的饒舌』より引用
  • 小町はふるさとの土を踏むため果してどの辺まで歩いて来たのだらうか? 片山広子『東北の家』より引用
  • 今まで文藝などに遊んで居つた身で、これが果して出來るかと自問した。 伊藤左千夫『水害雑録』より引用
  • 自分の生活は果して一つの目的を持っていたということを彼は自ら公言した。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
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