束ね髪

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  • ぐるぐる巻きの束ね髪に野花をさし、顔には紅おしろいをぬっている。 施耐庵/駒田信二訳『水滸伝(三)』より引用
  • リントホルストの女性は前に垂らした束ね髪の上に黒いリボン型の頭巾を被る。
  • 内からもう四十五、六にちがいないおかんが、束ね髪の上に手拭をまきつけていたのをとりはずしながら出てきたが、外に立っている子をみて息をのんだ。 水上勉『雁の寺(全)』より引用
  • たばね髪を金色のへびのようにのたうたせ、まなじりをキッとあげた小生意気こなまいき女怪にょかいの顔を。 久美沙織『ドラゴンクエスト5 第2巻 文庫版』より引用
  • 紅玉色の硝子は、濃い黒い束ね髪の上にあった。 宮本百合子『毛の指環』より引用
  • 束ね髪だが、こめかみのところで鬢の毛が張り出し、古典的な横顔に美しい趣を添えていた。 宮本百合子『伸子』より引用
  • 束ね髪が崩れ落ちたのが夜目にもわかる。 石牟礼道子『十六夜橋』より引用
  • 二人とも男ものの服に身を固め、イグレインは束ね髪のままだが、フィリエルはふちなし帽子にしっかりと髪をつめこんでいる。 荻原規子『西の善き魔女4 世界のかなたの森』より引用
  • 五十日あまりは新妻らしく結っていた髪も、髪結い賃と暇が惜しいため、いつかたばがみで済ますようになり、もちろん紅白粉べにおしろいなどつけることもなくなっていった。 山本周五郎『さぶ』より引用
  • ハグリッドの巨大なもじゃもじゃ頭の後頭部がありがたい事に、束ね髪にするのを諦めていた、人ごみの上にぬっと現われた。 ローリング『ハリー・ポッターシリーズ 04a ハリー・ポッターと炎のゴブレット(上)』より引用
  • それに、髪もほこりのままのつかがみで、木綿筒袖の、見得もふりもないのを裾短すそみじかに着、腕には重たげな手籠をかけ、口達者な長屋女房の揶揄からかい半分なさえずりのなかに、物売りの腰を低めているのだった。 吉川英治『宮本武蔵』より引用
  • この時のトプシィの恰好たるや、からだのあかもきれいに洗い落とされ、自分では気に入っていた例の束ね髪もすっかり刈りとられて、洗いたてのきれいな服を着せられ、糊のよくきいたエプロンをかけさせられて、葬式にでもふさわしいようなまじめくさった顔つきで、ミス・オフィーリアの前にうやうやしく立っていた。 ストウ/山屋三郎・大久保博訳『アンクル・トムズ・ケビン(下)』より引用
  • その時、由子は、紅玉ルビー色の、硝子の、薔薇ローズカットの施こされたかんざしをお千代ちゃんのたっぷりした束ね髪の横に見たのであった。 宮本百合子『毛の指環』より引用
  • 赤茶色の束ね髪、灰青の瞳、隙のない身ごなし。 荻原規子『西の善き魔女4 世界のかなたの森』より引用