束ね上げ

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  • 油でよごれた所へ二三度くしを通して、癖がついて自由にならないのを、無理にひさしつかげた。 夏目漱石『明暗』より引用
  • 無造作に束ね上げた髪から首すじに垂れたおくれ毛が、窓から入る風にかすかにゆれていた。 光瀬龍『歌麿さま参る』より引用
  • 髪は、おそらく結いもしないで、ただ束ね上げてあるだけらしく、その端がほつれて帽子のそこかしこからはみ出ていた。 カフカ/谷友幸訳『アメリカ』より引用
  • まるでその聖剣を照らし飾ることこそ至上の務めであるかのように、輝きはさらなる輝きを呼び集め、眩く束ね上げていく。 虚淵玄『Fate/Zero Vol.3 「散りゆく者たち」』より引用
  • カールは、ひどく消耗していたので、驚いたことに少年のうしろから、服装もしどけなく、髪もぞんざいに束ね上げたまま、死人のように色あおざめたテレーゼが、忍び足ではいって来るのを見ても、会釈えしゃくさえできかねるくらいであった。 カフカ/谷友幸訳『アメリカ』より引用
  • 博士夫人はまっ赤な朝のガウンを着こみ、白髪まじりの、つややかな黒髪を、スペイン風にたばね上げ、オリーブ色の肌がやや青ざめていた。 クイーン/石川年訳『シャム双子殺人事件』より引用
  • ローリーは悠然ゆうぜんと落とした品物を拾いに出かけ、ジョーはかみの毛をたばね上げながら、きちんと身じまいを直すまでだれも通らないでくれればいいと念じていた。 オルコット/吉田勝江訳『若草物語 2下』より引用
  • クシャクシャにつかげている。 林不忘『魔像』より引用