束ねたる

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  • わずかにつかねたる頭髪は、ふさふさとまくらに乱れて、台の上にこぼれたり。 泉鏡花『外科室』より引用
  • 若い男女の一家族と見えるのが、青松葉の枝を下したり、それを束ねたりして働いているのに逢った。 島崎藤村『千曲川のスケッチ』より引用
  • 長い部分の髪を下ろしているときと、束ねたり・ブローによって、かり上げ部分を露出させた時とでは大きく表情が変わる。
  • 先史時代の遺跡に、身体の表面を布、毛皮、植物の葉や茎を編んだり束ねたりしたものなどを身に付けた様子が描かれたものがある。
  • もとどり・桑の枝を束ねたるを、人の頭髪のもとどりに比してたはむれにかく詠みたるなり。 会津八一『自註鹿鳴集』より引用
  • その呉れたる松明は、長さ七八尺もある所謂箱根竹を束ねたり。 大町桂月『箱根神社祈願の記』より引用
  • 一部を留めたり、束ねたり、いろいろな髪飾かみかざりが楽しめるからだ。 荻原規子『RDG レッドデータガール はじめてのお使い』より引用
  • 平板状の棒部品に3列に穴が開いており、その棒を曲げたり束ねたりしてボルトやナットで留めてさまざまな形を作ることができた。
  • 歳をとって上にあがれなくなったら、親方として後進の指導したり、職人を束ねたりするほうに回るんだそうです。 平安寿子『くうねるところすむところ』より引用
  • 沖縄や鹿児島県では、グシチと呼ばれるススキやその葉を束ねたり重ねて形を整えて悪魔払いの呪具とする。
  • 爛々らんらんたる騎士の眼と、針をつかねたる如き女の鋭どき眼とは鏡のうちにてはたと出合った。 夏目漱石『薤露行』より引用
  • ただ同じ折り畳み自転車でも分割式自転車は分割された部品を束ねたり、効率良く収納しなくてはならない、また分解する時間がかかるなど、実際の持ち運びが若干煩雑になりやすい。
  • 下のかたの壁には小さき棚、それに多少の食器のたぐいを列べ、棚の下に水を入れたる手桶、束ねたる枯枝などあり。 岡本綺堂『人狼』より引用
  • それも、いまふうの、ひっつめ髪を後ろで束ねたりワンレングスをオールバックにしたりというのとは違う。 重松清『カカシの夏休み』より引用
  • 新藁しんわらは、いきなひと投島田なげしまだばかりに売れるのではなく、素人しろうとでも洗い髪を束ねたりしてよく売れた。 長谷川時雨『旧聞日本橋』より引用
  • 髪を束ねたりボンも同じグリーンにそろえてある。 阿刀田高『花の図鑑(下)』より引用
  • 羊毛を束ねたり丸めたりしたものにフェルディングニードルと呼ばれる先端がささくれている針を差し込む事で、表面の繊維が内側に絡み、フェルト化し固定される。
  • 花賣に扮したる娘は猶四五尺許なるとうの竿に蝋燭幾本か束ねたるを着けて高くかざせり。 森鴎外『即興詩人』より引用
  • 婆は鴫沢しぎさわの前にその趣を述べて、投棄てられし名刺を返さんとすれば、手を後様うしろさまつかねたるままに受取らで、ひておもてやはらぐるも苦しげに見えぬ。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 初夏の頃のことですから、自動車の電装部品を加工するこの工場では、電線を巻いたり、コイルの薄い金属板を束ねたりする力仕事の役席えきせきだと、皆丸首姿で自慢の彫物をうごめかせて、作業をしていました。 安部譲二『塀の中の懲りない面々』より引用