束ねたよう

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  • 左右へフッサリと、ヤクの尾をたばねたように分けて、ソウしてその分けた毛を後へ下げて四つ組に組むのです。 河口慧海『チベット旅行記(下)』より引用
  • また、泥をまとめて束ねたような巣は、ユスリカやゴカイの仲間、トビムシの仲間などに見られる。
  • その手には、真っ白な、光を束ねたようなむちがある。 朝香祥『スパイラル カノン その扉を開く者 (The Beans 01)』より引用
  • 雌雄異花で、雄花は枝の先の方につき、白みをおびたふさふさを束ねたような感じ。
  • これは、暗い感じのする塔がたばねたように立っている修道院で、銃眼をつけた広大な塀に囲まれて、ぽつねんと高くそびえ立っていた。 ユゴー/辻昶・松下和則訳『ノートルダム・ド・パリ(上)』より引用
  • それと同時に、北の海の昆布こんぶを束ねたような黒々とした髪を、ひっつめというよりはポニーテールといったおもむきに見せるのは、彼女の熟した魅力の表われに違いない。 柄刀一『400年の遺言 死の庭園の死』より引用
  • 寒晒かんざらしのそうめんを束ねたような純白の細い軸に、薄緑色のかわいい葉をつけたみつばが出回っています。 平野雅章『たべもの歳時記』より引用
  • 北麿の手に、何かサラサラした細糸を束ねたような手応えがあったので、それを掴んで一気に壺の中から引きずり出したのである。 千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』より引用
  • 沼地の低い部分に、どろふかいこみちがあって、それに近づいたホームズが歓声をあげたので、見るとこみちの中央に電話線をたばねたような跡が残っている。 ドイル『プライオリ学校』より引用
  • ベールを束ねたような脚も、ぐんぐん忙しそうに太って行く。 井伏鱒二『黒い雨』より引用
  • 右を見ても左を見ても箆を束ねたように簇生そうせいした篁の中では、眼なんか無くとも一向差支はない、有れば近眼でも遠視眼でも持ち合せの者で沢山だ。 木暮理太郎『黒部川奥の山旅』より引用
  • 放線胞子は、環形動物の貧毛類や多毛類から放出され、典型的なものでは3つまたは4つの釣り針を根本で束ねたような形状をしている。
  • シャープベンシルの芯を束ねたような硬そうな髪の毛も無造作で、お客を相手にする仕事の人には見えない。 麻生俊平『ザンヤルマの剣士』より引用
  • まるで細いガラ ス繊維せんいたばねたようなきらめきがある。 山下卓『BLOODLINK 第01巻』より引用
  • そして、たばねたような無数の槍の穂だけが、ぎらぎらと陽をかえし、その燦光さんこうで武者たちのかたまりもけむるばかり、ただ、にらみ合っていた。 吉川英治『新書太閤記(七)』より引用
  • 筆をたばねたようにして幾重いくえにも重なる峰はふもとの街を抱き込むようにしてえがき、いくつかの峰に収斂しゅうれんすると雲海うんかいを貫き、峰の数ぶんの小島を作った。 小野不由美『十二国記 08 図南の翼 小野不由美』より引用
  • 青い光の粒をまとった艶やかでなめらかな肌、最上の絹糸を束ねたような髪、思いがけず量感のある二つのふくらみは、逆説的だがどんな描画エンジンでも再現不可能と思わせる完璧な曲線を描き、ほっそりした腰から両脚にかけては野生動物を思わせるしなやかな筋肉に包まれている。 九里史生『SAO Web 01』より引用
  • キング・ジョージ五世のお召列車の如き荘重かつ古めかしい客車で、古びた長椅子が置いてあり、書きもの机、電話、タイプライター、天井からはチューリップの花を束ねたようなかたちの曇りガラスのシャンデリヤがぶら下っている。 阿川弘之『南蛮阿房列車』より引用
  • 浪打際なみうちぎわ綿わたをばつかねたような白い波、波頭なみがしらあわを立てて、どうとせては、ざっと、おうように、重々おもおもしゅう、ひるがえると、ひたひたと押寄せるが如くに来る。 泉鏡花『星あかり』より引用
  • 典子のりこの二の腕は、真新しい毛糸を束ねたように柔らかい。 小林信彦『夢の砦』より引用