未練がましい

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  • 背中を丸め膝の上にあごをのせ、未練みれんがましい視線を指輪へ向けてつぶやく。 野村美月『文学少女シリーズ15 “文学少女”と恋する挿話集4』より引用
  • あのりっぱな馬を奪ったのが敵だったとしたら彼も未練がましく考えたりしなかったろう。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』より引用
  • と、未練がましく首を振りつつ、レポーターらしい女性の方へと駆けて行く。 赤川次郎『天使に似た人』より引用
  • 正直いって、僕がこんなに未練がましくベッドにしがみついているのは珍しい。 渡辺淳一『シャトウ ルージュ』より引用
  • そのときは、自分がその〈未練がましい男〉になるなんて思ってもみなかった。 新津きよみ『招待客』より引用
  • もうこうなったら、未練がましいことはいわないであっさり承認するでしょうね? 鮎川哲也『死者を笞打て』より引用
  • 中村はそう言いつつも、まだ未練がましく遺体のほうを見やった。 椹野道流『鬼籍通覧5 禅定の弓』より引用
  • 男のように、いつまでも未練がましく立ち止ってはいないのだ。 赤川次郎『プロメテウスの乙女』より引用
  • こちらから電話をかけてみようかとも思うが、用事もないのにかけるのは未練がましいような気もする。 渡辺淳一『ひとひらの雪(上)』より引用
  • すると、岬の村がいっそうなつかしくなり、思わず未練がましくいった。 壺井栄『二十四の瞳』より引用
  • 美味しかったですという顔をしながら、未練がましく舐め尽くしていく。 岩井志麻子『楽園(ラック・ヴィエン)』より引用
  • しかし何の役にも立たず、車の去った方角を未練がましくながめた。 片山憲太郎『紅 第02巻 ~ギロチン~』より引用
  • 残されたのは彼女の言葉の残骸と、未練がましい僕のみじめな思いだけだったのだから。 尾崎豊『黄昏ゆく街で』より引用
  • ずっとそれを考え続けているかどうかは別として、つかずはなれず、未練がましくずっといくわけですね。 小川洋子・藤原正彦『世にも美しい数学入門』より引用
  • やすは、いつまでもぐずぐずと未練がましく、初枝を相手に生一の話をしている。 工藤美代子『工藤写真館の昭和』より引用
  • 人っ子ひとりいない街道へ未練がましく目をやってから、兵隊はとほうにくれて言った。 スタンダール/大久保和郎訳『パルムの僧院(上)』より引用
  • 相手にされなかったもう一人の女が未練がましく菅根の首に腕を巻き付けて甘え声を立てた。 高橋克彦『紅蓮鬼』より引用
  • 私は未練がましく空の方を顧みたまま、他に言うこともなかったので同じことを繰返した。 福永武彦『海市』より引用
  • その間にも未練がましく表の自動車の音に鋭く聞き耳を立てた。 平林たい子『うつむく女』より引用
  • かなり高価だっただけに惜しくて捨てもならず、未練がましく取っておいたのである。 向田邦子『父の詫び状』より引用
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