未だ来らざる

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  • 過ぎ去ったものは既に無に入ったものでありながらなお有であり、未来はいまだ来らざるものでありながら既に現れているという矛盾的自己同一的現在において、物と物とが表現的作用的に相対し相働くのである。 ...
  • 過去は現在において過ぎ去ったものでありながらいまだ過ぎ去らないものであり、未来は未だ来らざるものであるが現在において既に現れているものであり、現在の矛盾的自己同一として過去と未来とが対立し、時というものが成立するのである。 ...
  • しかし余はかかる考は純粋経験説の立脚地より見たのではなく、かえって過去は再びかえらず、未来は未だ来らずというの時間性質より推理したのではないかと思う。 ...
  • 現在において過去は既に過ぎ去ったものでありながら未だ過ぎ去らざるものであり、未来は未だ来らざるものでありながら既に現れているというのは、抽象論理的に考えられるように、単に過去と未来とが結び附くとか一になるとかいうのではない。 ...
  • 歴史という物は、我れに有らず、彼に在って、未だきたらざる物なのであるから、これをおさめて、我れに有るとするには、苦労と時間がかかる。 ...
  • 東中野のモナミへついたのが九時半、塚田八段は来てゐたが、木村名人未だ来らず、東日の記者すらもまだ見えない。 ...
  • 然るに榛軒の既に去つて、上原の未だ来らざるに当つて、治を請はむがために訪うた一夫人が盛妝せいさうして坐してゐた。 ...
  • この行甚だ楽しからず、蒼海約して未だ来らず、老侠客のかほ未だみえず、くはふるに魚なく肉なく、徒らに浴室内に老女の喧囂けんがうを聞くのみ。 ...
  • し、この危機に処して、一家の女房たるものが、少しく怜悧れいりであつたならば、狂瀾きやうらんを既に倒るゝにひるがへし、危難をいまだ来らざるにふせぐは、さして難い事では無いのである。 ...
  • 同志未だ来らず。 ...