未だ

全て 副詞
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  • 私などは未だ三十歳を少し越えたばかりの群小作家のひとりに過ぎない。 太宰治『花吹雪』より引用
  • 今日の若い新らしい作家の中には二十五六年前には未だ生れない人もある。 内田魯庵『二十五年間の文人の社会的地位の進歩』より引用
  • あの時には、自分は未だ君の作品を、ほとんど読んでいなかったのです。 太宰治『風の便り』より引用
  • 五月に入っても未だ彼女は通って来ていて、その月の末までは顔を見せた。 島崎藤村『新生』より引用
  • さうして未だこの時期を脱却する力のない自分を苦々しいと思つてゐた。 阿部次郎『三太郎の日記 第二』より引用
  • 無政府主義者も日本に於ては未だ勞働組合に手をつけたことはありません。 石川啄木『A LETTER FROM PRISON』より引用
  • 庭では二人の少年が未だ組んだり離れたりして一生懸命になっていた。 田中貢太郎『庭の怪』より引用
  • 運良く未だ手をつけていなかった無尽や保険の金が千円ばかりあった。 織田作之助『雪の夜』より引用
  • それだけなら未だよかったんですが、四人のなかでは全真が一番若い。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • だ何か記してあったが、遺書の大体の意味はこういうのであった。 鈴木鼓村『二面の箏』より引用
  • 私は彼女のそんな顔つきをいまだかつて見たことはありませんでした。 三上於菟吉『黄色な顔』より引用
  • 過去の信条が崩壊して未だ新たな確信を掴みきっていない悩みもあろう。 豊島与志雄『上海の渋面』より引用
  • 今日未だ議会が開かれざる間、人民の代表者と云へば県会議長の外に無い。 木下尚江『政治の破産者・田中正造』より引用
  • それが出來なければお前の魂は未だ本當に危機に臨んではゐないのだ。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • さうして私の周圍にゐる二三の求める人は未だ一人も私を捨てない。 阿部次郎『三太郎の日記 第一』より引用
  • 万人の言わんとし語らんとして未だ語り得ない事実を言てくれる。 新渡戸稲造『イエスキリストの友誼』より引用
  • 亡びても未だ亡びないやうに思つて居るのは、是はどうしたのであるか。 田中正造『亡国に至るを知らざれば之即ち亡国の儀に付質問』より引用
  • 然るに日本人には道楽に学問するという余裕が未だないといっても宜い。 新渡戸稲造『教育の目的』より引用
  • 従って求められたものは未だ統一されない処の直観に相当しなければならぬ。 戸坂潤『物理的空間の成立まで』より引用
  • 信号を受けて一週間を経ても未だ見えぬので人々は疑い始めた。 ニューコム・シモン『暗黒星』より引用
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