書きつけること

14 の用例 (0.00 秒)
  • 起床その他ちゃんと書きつけること、お約束を新たにいたします。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • 彼らは音楽をつくり、石でいろいろなものを建て、そうしたことすべてを小さな本に書きつけることだろう。 ミラー/大久保康雄訳『南回帰線(下)』より引用
  • ところがKはもうバルナバスの口授によってその文句を書きつけることができるほどだった。 原田義人『城』より引用
  • それでこの悲報を、どうやってアニスに知らせたものかわかりませんでしたが、やっとちょっとのを利用して、入口の扉に、次のような友への別れの詩句を書きつけることができました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 07』より引用
  • だからなおのこと、ノートに書きつけることが多くなる。 三浦綾子『海嶺(中)』より引用
  • 私も手帖てちように最後のメモを書きつけることにした。 阿川弘之『南蛮阿房第2列車』より引用
  • いちどは「妹」という文字を書いてはみたものの、それをまた消しさって、なめらかにした蝋板につぎのように書きつけることにした。 オウィディウス/田中秀央・前田敬作訳『転身物語(下)』より引用
  • まるで思いがけない時に何かがきっかけになって、ある考えがふとあなたの心に浮かびあがる、そして聖徒伝か聖歌の一つを思い出させると、あなたがすぐその場でそれを紙に書きつけることができるといったような状態が。 アンデルセン/神西清訳『即興詩人(下)』より引用
  • だが、こうした簡単な節まわしを、速くどんどん書くすべを学びさえすれば、心の中の音楽をすっかり書きつけることもできるだろう。 マッカラーズ/河野一郎訳『心は孤独な狩人』より引用
  • この心からの要求はかなりはげしかったので、そのためにわたしは三年近くも黙して暮すようになり、いつ始めるともなくこんなスケッチを始め、これを手帳に書きつけることを自分の日課のようにした。 島崎藤村『千曲川のスケッチ』より引用
  • しかし、二人の間でかわされた話を、かれは、くわしく、わたしに話してくれたので、実際に、わたしがその場に居合わせたかのように、十分の自信をもって、わたしは書きつけることができる。 クリスティ/能島武文訳『ABC殺人事件』より引用
  • あまりの不憫ふびんに、わしが手ずから土をはこびひつぎをしつらえ、その末期いまわのきわに書きのこされた筆の跡を墓のしるしとして、こころばかりにとむらいの真似事まねごとはしたが、わしはもともと筆とるわざを知らぬので、その月日を書きつけることもできなんだ。 石川淳『新釈雨月物語』より引用
  • その時彼女は、はだえを顫わせ、最も固い岩をも溶かし、涙を滾々こんこんと溢れさせるばかりの激しい恋情について、心中に去来したところを、世の歓びに知らせたいと思って、門の扉に、次のような詩句を書きつけることを思いつきました。 佐藤正彰訳『千一夜物語 05』より引用
  • クネヒトについてメモや点数を帳面に書きつけることはせず、生き生きしていてつつましい少年の思い出を心にいだき、帰ってくると、手ずからクネヒトの名を名簿に書きこんだ。 ヘッセ/高橋健二訳『ガラス玉演戯(上)』より引用