暫く默つて

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  • 暫く默つて考へてゐたが、やがて母に耳打して奧へ入ると着物を着換へて出て來た。 若山牧水『みなかみ紀行』より引用
  • 彼等は暫く默つてゐた、 そして再び彼等も耳こすりした。 福士幸次郎『展望』より引用
  • 彼は暫く默つて頸を垂れて居たが更に其儘うつぶしてしまつた。 長塚節『開業医』より引用
  • 霧をくゞつて來る水の忍び寄るやさしい響、私はそれを耳にして暫く默つて水面を見つめて立つてゐた。 吉江喬松『霧の旅』より引用
  • そのうちにルリさんは僕の困つているのに氣がついて、自分でもビックリしたようで、暫く默つて僕を見詰めていましたが、やがて笑い出しました。 三好十郎『肌の匂い』より引用
  • 二人は暫く默つてゐた。 久米正雄『受験生の手記』より引用
  • 二人は暫く默つて景色に見入つて居た。 平出修『計画』より引用
  • 暫く默つてゐてその蕩兒の仕末をどうにかつけてしまへ。 阿部次郎『三太郎の日記 第三』より引用
  • 大殿樣は暫く默つて、この不思議な景色をぢつと眺めていらつしやいましたが、やがて膝を御進めになりますと、 「良秀、」と、鋭く御呼びかけになりました。 芥川竜之介『地獄変』より引用
  • 夫婦は暫く默つてゐる。 森鴎外『半日』より引用
  • 「なあに、さうだもかうだもるもんか、えゝから、さうだ奴等打やつらぶばしてやれ」しばらだまつて先刻さつきぢいさんは小柄こがら身體からだかためて又呶鳴またどなつた。 長塚節『土』より引用