暫く歩い

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  • 砲兵工廠の石塀に沿って暫く歩いた後、お清は肩掛の中から突然云った。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • しばらく歩いている中に、遠く浅草六区に新しく出来た、新世界ビルが見えた。 西村京太郎『歪んだ朝』より引用
  • しばらく歩いているうちに、なんだか知っているような道へ出て来たわいと思った。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • なお暫く歩いたように思うが、私は道を逸れて、深い草の中に踏み込んだ。 ベルナノス『田舎司祭の日記』より引用
  • 別当の家を立つて湖畔を伝ひて秋茱萸ぐみが草のやうに茂つた汀を暫く歩いた。 長塚節『しらくちの花』より引用
  • 平坦な街道がいつの間にか少し低くなつて、そこを暫く歩いてゐる。 斎藤茂吉『接吻』より引用
  • そして、暫く歩いていると、彼女はまた立ち停って背後うしろを向きながら云った。 田中貢太郎『白い花赤い茎』より引用
  • 暫く歩いてから、ビヤホールにはいって、ジョッキーを半分ばかりのんだ。 豊島与志雄『南さんの恋人』より引用
  • 二人は、二階に細い格子こうしめた低い屋並の続く通りをしばらく歩いた。 福永武彦『夢みる少年の昼と夜』より引用
  • さらに暫く歩くと、ようやく次なる宮が見えてきた。 西風隆介『神の系譜Ⅳ 幽霊の国・解』より引用
  • 暫く歩いてるうちに気分が静かに落付いてきた。 豊島与志雄『好意』より引用
  • 再会を約して小野を自動車に送りこんだ後、私は一人で暫く歩いた。 豊島与志雄『オランウータン』より引用
  • 暫く歩いていると向いから空車のタクシーが来た。 辻内智貴『青空のルーレット』より引用
  • その後暫く歩いて、映画館は、拍子抜けするほどにあっさりと見つかった。 西尾維新『ニンギョウがニンギョウ』より引用
  • 肩を並べて暫く歩いてから、麻太郎は花世の感じがさっき部屋でみた時と何か違うように思い、やがてその理由がわかった。 平岩弓枝『御宿かわせみ 31 江戸の精霊流し』より引用
  • 僕は月光を遮えられた流の岸をこんな工合で暫く歩いた。 斎藤茂吉『ドナウ源流行』より引用
  • また二人は黙って暫く歩いた。 横光利一『微笑』より引用
  • しばらく歩いていると前方に淡い光が見えた。 飴村行『粘膜人間』より引用
  • しかし暫く歩くうち、彼は自分のへまさ加減に愛想が尽きて来た。 上林暁/坪内祐三編『禁酒宣言 ―上林暁・酒場小説集』より引用
  • それからまた暫く歩いていると、路傍の荊棘いばらの中でがさがさという音がしたので、余は驚いた。 正岡子規『くだもの』より引用
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