暫く問はず

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  • のみならず機嫌の悪い時には先輩の諸氏は暫く問はず、後進の僕などは往生だつた。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • 二三日は暫く問はず、締め切り日を前に控へた以上、誰でも一日のうちに書かないものはない。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • 俳諧寺一茶いつさは暫く問はず、天明以後の俳人たちの仕事は殆ど誰にも顧みられてゐない。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • 今後者は暫く問はず、前者をちよつと紹介すれば、美は僕等の生活から何の関係もなしに生まれたものではない。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • しかしそれは暫く問はず、比較的近い時代を見ても、僕は詩人たちが散文に与へた力をも数へたいと思ふものである。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • しかし若し出来るとすれば、彼等の為は暫く問はず、後人こうじんの為にも役立つことであらう。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • モオパスサンは暫く問はず、フイリツプはかう言ふ話から幾つも美しい短篇を作つた。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • しかし諸大家たちは暫く問はず、僕はこのジヤアナリストたる天職にも時々うんざりすることは事実である。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • 虎頭燕頷ことうえんがん羅漢らかんは暫く問はず、何びとも多少はヒステリツクである。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • この意味ではルナアルは暫く問はず、香炉かうろの香を帯びたジツドにもせよ、町の匂ひのするフイリツプにもせよ、多少はこの人通りの少ない、陥穽かんせいに満ちた道を歩いてゐるのであらう。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • しかし僕等の「しやべりかた」が、紅毛人こうもうじんの「しやべりかた」は暫く問はず、鄰国りんごくたる支那人の「しやべりかた」よりも音楽的でないことも事実である。 中村真一郎『文章読本』より引用
  • しかし僕等の「しやべりかた」が、紅毛人の「しやべりかた」は暫く問はず、隣国たる支那人の「しやべりかた」よりも音楽的でないことも事実である。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • しひ木松浦きまつうら」のあつた昔はしばらく問はず、「江戸の横網よこあみ鶯の鳴く」と北原白秋きたはらはくしう氏の歌つた本所ほんじよさへ今ではもう「歴史的大川端おほかははた」に変つてしまつたと言ふ外はない。 芥川竜之介『本所両国』より引用
  • 「芸術家として」のヴイヨンは暫く問はず、「芸術家として」のストリントベリイは僕等の愛読に価してゐる。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • 今再び谷崎氏に答へるのに当り、かう云ふ感慨を洩らすのは議論の是非を暫く問はず、「饒舌録」の文章のリズムの堂々としてゐる為ばかりではない。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • 徳富蘇峰そほう陸羯南くがかつなん、黒岩涙香るゐかう遅塚ちづか麗水等の諸氏の作品は暫く問はず、山中未成氏の書いた通信さへ文芸的には現世に多い諸雑誌の雑文などに劣るものではない。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用
  • カアネギイは暫く問はず、ニイチエの「超人」も一皮いで見れば、実にこのマルスの転身だつた。 芥川竜之介『文芸的な、余りに文芸的な』より引用