暫くたつ

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  • そこで二人は林の中へ入っていったが、暫くたってやっと帰って来た。 蒲 松齢『阿繊』より引用
  • 父親が帰ってから暫くたっていて、まだ誰も何もいっていなかった。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • それからしばらくたって、また別のニュースが町の隅々まで拡がっていった。 海野十三『雷』より引用
  • やや暫くたって障子の外から呼ぶ声で、一同が息を吹き返したようなものです。 中里介山『大菩薩峠』より引用
  • 彼は暫くたつてからこんな乱暴な云ひやうで妻を強ひた。 有島武郎『An Incident』より引用
  • その雨の日から暫くたつて、また或る雨の日、私は友達の出版記念会の招待を受けた。 林芙美子『子供たち』より引用
  • 恭三は何とも言われぬ妙な気持になって尚お暫くたって居たが、やがて黙って自分の部屋へ行った。 加能作次郎『恭三の父』より引用
  • 暫くたつて女は私の声を聞いて顔をあげた。 長塚節『隣室の客』より引用
  • ところが、同棲して暫くたつと、妻が鼻について堪らなくなってきたのです。 浜尾四郎『悪魔の弟子』より引用
  • 暫くたつと、わたしはもう彼がいることに煩わされなくなった。 ジッド/石川淳訳『背徳者』より引用
  • 暫くたつてそれが止んだと思ふ頃庄次は目を開いて見ました。 長塚節『白瓜と青瓜』より引用
  • 暫くたって室さんが、いいニュースがあります、と私ににこにこしながら教えてくれた。 山口洋子『演歌の虫』より引用
  • それからまた暫くたつてから、父はふとブラシを休めて私を振り向いて言つた。 神西清『恢復期』より引用
  • それからしばらくたって、無電室から船長に電話がかかってきた。 海野十三『幽霊船の秘密』より引用
  • さうして暫くたつて山田は降りて來た。 長塚節『開業医』より引用
  • 暫くたつて、此の處を出かけると程なく森の中に墓のある處へ來た。 木下利玄『山遊び』より引用
  • が、それから暫くたって、彼は安東の泣きついている次第を了解した。 海野十三『心臓盗難』より引用
  • 車の通るのも稀になつてゐたので稍暫くたつてから漸く一台のタクシーを呼び止めた。 牧野信一『露路の友』より引用
  • 暫くたつと、大きな露わな眼で、彼の方をじっと眺めていた。 豊島与志雄『古井戸』より引用
  • それから暫くたった時、今日はうまい物を腹いっぱい食べてかねつかってしまってやろうと思った。 横光利一『御身』より引用
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