暫くする

545 の用例 (0.00 秒)
  • 男は言ったが、それから暫くしてからまた独り言のように口を開いた。 井上靖『崖(上)』より引用
  • けれども暫くしてから、妾はやっと気を落ち付けて考える事が出来ました。 夢野久作『白髪小僧』より引用
  • ところが暫くすると轟然ごうぜんひどい音が聞えてその家が震え気味になったです。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • そう言ったまま桑は息を絶やしたが、暫くして生きかえって四辺あたりを見た。 田中貢太郎『蓮香』より引用
  • しばらくして、そこへ、数人の兵士たちを従えて現れたのは長羅ながらであった。 横光利一『日輪』より引用
  • やがて、玄関の開く音がして暫くすると、応接間は急ににぎやかになった。 井上靖『あすなろ物語』より引用
  • 祖母は頭を振って、天井の方へ眼をやっていたが、暫くして言った。 豊島与志雄『窓にさす影』より引用
  • 暫くしてお清がまたやって来ても、彼は火鉢の上に伏せた顔を挙げなかった。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 博士は黙ってホーテンスに対していたが、それから暫くして口を開いた。 丘丘十郎『地球発狂事件』より引用
  • 暫くして理髮を畢つた小學校の教師らしい客が棚の荷物を抱へて立つた。 長塚節『おふさ』より引用
  • 座席を確保して暫くすると約束してあった村松友視さんがあらわれる。 山口瞳『還暦老人ボケ日記』より引用
  • それから眼を外らして、暫くすると、竜子にとも順一にともなく云った。 豊島与志雄『幻の彼方』より引用
  • 暫くして出來た返事をもとの文箱に入れてそのまゝ呉葉にもたせてやつた。 田山花袋『道綱の母』より引用
  • 暫くして私達は再び私の腰かけていた漁船のとも《・・》へ返りました。 梶井基次郎『檸檬』より引用
  • そこから引っ越した後で聞いた話だが、その男は暫くし、自殺したそうだ。 石原慎太郎『化石の森』より引用
  • 取次役は奥の間へ出入して相談する様子であったが、しばらくして答えた。 森鴎外『堺事件』より引用
  • 暫くしてから人の叫んだり、泣いたり、走り廻つたりする音が聞えて来た。 森林太郎『薔薇』より引用
  • 暫くして静かに羊の綱をつかまえに行くと今度は訳もなく捉まえられた。 河口慧海『チベット旅行記』より引用
  • 引留めたのが悪かったのかなと私は気がついて、暫くして尋ねてみました。 豊島与志雄『香奠』より引用
  • そののち、空き地を利用した駐車場になり、暫くしてアパートが建った。 加門七海『203号室』より引用
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