暫くするうち

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  • ところが暫くするうちに、私達の間には話の種が尽きてしまつた。 坂口安吾『母』より引用
  • 海野うんのうちかよしてからしばらくするうちに、三千代みちよは、かれ家庭かていについて不審ふしんいだはじめてゐた。 小島政二郎『海燕』より引用
  • 二人きりで長い時間をすごしているあいだ、話をするよりほかにはほとんどすることがないので、ミリセントは暫くするうちに良人の過去の酒癖について知るべきことは何もかも知ってしまった。 モーム/田中西二郎訳『モーム短編集「園遊会まで」』より引用
  • 暫くするうち、雨は小降りとなり、やがて夕日が少しづゝ洩れるやうになりました。 薄田泣菫『雨の日に香を燻く』より引用
  • 暫くするうちに容子の變つた處へ出たやうに思はれた。 長塚節『菜の花』より引用
  • なぞけてしまうと、なあんだというわけだが、しばらくするうちに、遭難そうなんのことを調べてみたいという気持が、また、き上って来た。 西村京太郎『夜の終り』より引用
  • 暫くするうち、物を言うのを止め、手を突いてうつぶしたから、重倫が、眩暈めまいか腹痛で物を言わぬのかと思っていた所、勘左衛門の言うには、「口上一くさり忘却仕りたり、恐れ多けれども御次の間へ下り思案仕り改めて言上仕り度し」と。 五味康祐『十二人の剣豪』より引用