暫く

全て 副詞
8,855 の用例 (0.01 秒)
  • あなたがこちらへ来てから、暫く手紙が来なかったことがありましょう。 豊島与志雄『丘の上』より引用
  • 女は景を見つけてじっと見ていたが、暫くしてそのまま走って出ていった。 蒲 松齢『阿霞』より引用
  • 男は暫く無言で三五郎の顔をながめていたが、やがて低い声で答えた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • そこで二人は林の中へ入っていったが、暫くたってやっと帰って来た。 蒲 松齢『阿繊』より引用
  • 暫くしてから周は始めて自分が成の寝台で寝ていることに気がついた。 蒲 松齢『成仙』より引用
  • 暫くして、女は朗かな朝の空気の中を身軽に街のどこかへ消えて了った。 豊島与志雄『現代小説展望』より引用
  • 遠くの方で返事があったが、暫くすると庭の方に灯が見えて二人の侍が来た。 田中貢太郎『庭の怪』より引用
  • それから暫くすると、急に青竜王の声でとわめきだしたではありませんか。 海野十三『恐怖の口笛』より引用
  • 朝井刑事は暫く考えて居たが、やがて当惑したような顔をあげて答えた。 小酒井不木『呪われの家』より引用
  • 暫くジッと見つめていたが、車のなかからは誰も這いだしてこなかった。 海野十三『蠅男』より引用
  • そして、暫くすると、一人の医師が小さな薬籠を手にして入って来ました。 田中貢太郎『薬指の曲り』より引用
  • そして暫くして私は、自分が或る一人の男の後をつけてることに気付いた。 豊島与志雄『悪夢』より引用
  • 暫くして人の足音に目を覚して見ると傍に彼の森主水が立って居る。 黒岩涙香『幽霊塔』より引用
  • 暫く佇んでいたが、一言の答えはなくとも、やがて元気よく駈け去った。 坂口安吾『おみな』より引用
  • 叔父は暫く沈黙のうちに彼と並んで歩いていたが、急に足を止めた。 豊島与志雄『恩人』より引用
  • 暫くしてかすかな産声うぶごえが気息もつけない緊張の沈黙を破って細く響いた。 有島武郎『小さき者へ』より引用
  • 暫くすると、橋の向うから七八人の者が駆けながら橋を渡って来た。 豊島与志雄『群集』より引用
  • 何か面倒な家庭の子でしたろう、しばらく世話になっていたようでした。 小金井喜美子『鴎外の思い出』より引用
  • 私はしばらくその勘亭流の字を眺めていたが、やがて心の中でこう思った。 高浜虚子『丸の内』より引用
  • 私は自分全体がぐらつと揺れ動くのを感じて、暫くは何も言へなかつた。 神西清『恢復期』より引用
  • 次へ »