暗黒の奈落

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  • 何時間もかかって、彼は、その貪欲な深い暗黒の奈落へと沈んでいった。 メルヴィル/高村勝治訳『白鯨(下)』より引用
  • 下るほどに暗黒の奈落の方から吹き上がって来る水音の激しさに不安を覚えた。 森村誠一『虚無の道標』より引用
  • 唯一の手がかりを失った心身が、暗黒の奈落へ向かって落ちて行く。 森村誠一『自選恐怖小説集 人間溶解』より引用
  • 意識がたちまち霞んで、深い暗黒の奈落ならくへ引きずり込まれて行った。 森村誠一『ファミリー』より引用
  • 明かりの外へ一歩踏み出せば、暗黒の奈落ならくへ落ちていくようだ。 吉村達也『丸の内殺人物語』より引用
  • その悲鳴は暗黒の奈落の奥へ消えた。 ジェイムズ・ブリッシュ『11 惑星ゴトスの妨害者』より引用
  • 下からは暗黒の奈落からくるように、ぶつぶつという音が、あぶくが水の中からでてくるように、きこえてきた。 ロンドン/山本政喜訳『白い牙』より引用
  • ようやく人生の上昇気流に乗って、社会の選ばれたる者だけが入ることを許される門口に立ったところで現われた二人の男は、あたかも暗黒の奈落ならくからの使者のように、まがまがしい影を引いていた。 森村誠一『棟居刑事の復讐』より引用
  • それからわたしも少年をしっかり腕に抱きしめたまま、仰向けに、暗黒の奈落ならくへ吸いこまれていった。 バローズ『火星シリーズ02 火星の女神イサス』より引用
  • ぱっくり口をあけているその空洞くうどうの中央の真上で、船体はちょっとのあいだ、ためらうように停止していたが、やがてゆっくりと、暗黒の奈落ならくをおりはじめた。 バローズ『火星シリーズ02 火星の女神イサス』より引用
  • ともすれば暗黒の奈落に落ちかかる意識をかりたてかりたてニベは室内へよろめきながら進んだ。 光瀬龍『東キャナル文書』より引用
  • 光が全くないので、暗黒の奈落へ向かって手さぐり、足さぐりでおもむろに体重をおろしていく。 森村誠一『密閉山脈』より引用