普く

全て 形容詞 副詞
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  • 後に「社会主義概論」と改題して出版されその頃普く愛読されたものだ。 木下尚江『自由の使徒・島田三郎』より引用
  • 一七八九年フランス革命が起ると同時に民衆に破壊されたことは普く知られている。 ディケンズ・チャールズ『二都物語』より引用
  • 一番の勝負の果てぬ間に、宮といふ名はあまねく知られぬ。 尾崎紅葉『金色夜叉』より引用
  • 然れども不幸にも出版後、直に震災に遭へるが為にあまねく世に行はれず。 芥川竜之介『内田百間氏』より引用
  • 然れどもあまねく辛苦して材料を蒐聚しうしゆうするに至りては吾人は之に敬服せざるを得ず。 山路愛山『明治文学史』より引用
  • 他人に理解された瞬間から、それは正介一人の王国ではなくなり、あまねく開国されてしまうのだ。 森村誠一『致死家庭』より引用
  • 其の後の事は、あまねく世間に知れ渡って居るから、改めて書く迄もないだろう。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 余は之を本邦警察権の為めにあまねく世の識者に訴へざるべからず。 木下尚江『鉱毒飛沫』より引用
  • あまねく一切の人々をみな行かしめ終わった。 高神覚昇『般若心経講義』より引用
  • ルナールは性来の音楽嫌いを標榜ひょうぼうしているが、皮肉にもその作品が世界中の美しいのどによってあまねく歌われているのである。 岸田国士『博物誌あとがき』より引用
  • この二大発見は法律史上に最も貴重なる材料を与え、法学の進歩に偉大なる功績があったことはあまねく人の知るところである。 穂積陳重『法窓夜話』より引用
  • 近く有形のものについて確かなる証拠を示さんに、両親の身体に病あればその病毒は必ず子孫に遺伝するを常とす、人のあまねく知る所にして、夫婦の病は家族百病の根本なりといわざるを得ず。 福沢諭吉『日本男子論』より引用
  • ひろく我国各地に植えてあって普く人も知っているいわゆるバショウは昔中国から渡来したものだが、しかしそれがいつの時代であったのか今私には不明である。 牧野富太郎『植物一日一題』より引用
  • 師範学校から巣立った教員たちが長野県内各地の学校で教え伝えたことから、この曲は戦前から長野県内に普く定着した。
  • して万民あまねくこれを行えば最早もはや武士道と言われない、これが即ち僕の平民道と命名をした所以である。 新渡戸稲造『平民道』より引用
  • 強権の勢力はあまねく国内に行わたっている。 石川啄木『時代閉塞の現状』より引用
  • そして当時その中へ漬ける蕪は同地普く栽培せられてある赤カブであったが、今はどうなっているだろうか。 牧野富太郎『植物一日一題』より引用
  • そこで、巨勢といふ洋画家は原田直二郎をモデルにして書いたものだといふことをも、既に普く人の知るところとなつてゐる。 斎藤茂吉『カフエ・ミネルワ』より引用
  • 日本末代に至て、伊勢の神官家、諸国万民へ頒つ事となりて、あまねく時を授く。 ベンダサン『日本人とユダヤ人』より引用
  • 被害の程度を警察によって掘りおこされ、夫婦のプライバシーをあまねく晒してしまう。 森村誠一『凶通項』より引用
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普く の使われ方