明け

全て 動詞 名詞
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  • 夜が明けていきそうなのであるが、帰って行けそうにも男は思われない。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 私は早く夜が明けて、看護婦が入つて来るのをどんなに待ち焦れたらう。 加能作次郎『世の中へ』より引用
  • その娘の四十九日の忌が明けた頃から、時々家をぬけ出すようになった。 豊島与志雄『オランウータン』より引用
  • 二度目に罹った時は中学校を出て高等学校に移った明けの春であった。 寺田寅彦『枯菊の影』より引用
  • 話によれば夜の明けぬ中から、開門を待つてゐる受驗生もあるとの事だ。 久米正雄『受験生の手記』より引用
  • 夜はますます明けて来て谷の中は微暗かったが、空は明るくなっていた。 田中貢太郎『立山の亡者宿』より引用
  • 松雲は夜の引き明けに床を離れて、山から来る冷たい清水しみずに顔を洗った。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 私が須田町でタクシーを降りたときはもうはすっかり明けはなれていた。 平林初之輔『動物園の一夜』より引用
  • 一室の戸は夜昼明けはなされていて、そこがこのホテルの事務室だった。 宮本百合子『道標』より引用
  • それから手洗いに立ったりして夜の明けぬうちにまた穴へ戻ってくる。 坂口安吾『保久呂天皇』より引用
  • そのうちに夜も明けかかると、黒い人は五、六人に送られて出て来た。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • そして全く力が尽きて二人一緒に倒れた時には夜が白々と明けていた。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • うち明けて言えば、心の底ではアラスへ行かない方を彼は望んだであろう。 ユゴー・ヴィクトル『レ・ミゼラブル』より引用
  • 幸いに何事もないうちに夜が明けかかったので、狐らはみな立ち去った。 岡本綺堂『中国怪奇小説集』より引用
  • 二人はそれをたがいに打ち明けはしなかったが、それを共通のものにした。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • 弁が長話をしている間に、この前のように夜が明けはなれてしまった。 与謝野晶子『源氏物語』より引用
  • 明けの夜は名のみを止めた御霊代を守って同じ夜の色に包まれるのであろう。 宮本百合子『悲しめる心』より引用
  • 隠すわけにもゆかなかったから、あなたのことをうち明けてしまったの。 豊島与志雄『未来の天才』より引用
  • なんだろうと明けてみると、コルトの二二番の自動拳銃が入っている。 久生十蘭『予言』より引用
  • 彼女は人に隠してる自分の魂を多少うち明けたので、また顔を赤めた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
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