日の夕飯

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  • 偶然その日の夕飯のぜんで私たちはエレベーターの話をしていた。 寺田寅彦『断水の日』より引用
  • と呼ぶ看護婦の声に気がついて、おげんはその日の夕飯をやりに自分の部屋へ戻った。 島崎藤村『ある女の生涯』より引用
  • この日の夕飯は胸につかえるようで、半分以上残してしまった。 野村美月『文学少女シリーズ03 “文学少女”と繋がれた愚者』より引用
  • その日の夕飯の食卓では、公園からどのようにして一人で帰ってきたのか、いろいろと問われた。 恒川光太郎『夜市』より引用
  • いよいよ明朝出発するという前の日の夕飯に居士は一つか二つか特別の皿をあつらえた。 高浜虚子『子規居士と余』より引用
  • ある日の夕飯に、母がちくわにキュウリを通して切ったのを作ってくれたのを覚えている。 内田春菊『あたしが海に還るまで』より引用
  • その日の夕飯後のことで、一緒に食事した半蔵はちょっと会所の方へ行って来ると言って、父のそばにいなかった時だ。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • 僕はその日の夕飯を斎藤さんの御馳走になり、六韜三略の話だの早発性痴呆の話だのをした。 芥川竜之介『島木赤彦氏』より引用
  • 牡丹屋の亭主はその日の夕飯にと言って瑞見から注文のあった肉を横浜の町で買い求めて来て、それをさげながら一緒に神奈川行きの舟に移った。 島崎藤村『夜明け前』より引用
  • その日の夕飯には、義雄の家族、二人の親戚、泉太や繁まで一緒に食卓に就いた。 島崎藤村『新生』より引用
  • 中には茫然ぼんやりと眺め入って、どうしてその日の夕飯ゆうめしにありつこうと案じわずらうような落魄らくはくした人間も居る。 島崎藤村『並木』より引用
  • その日の夕飯にと、ケンの好物のぎょうざヽヽヽヽを道子は持って行った。 米谷ふみ子『過越しの祭』より引用
  • その日の夕飯はさびしかった、酒を飲んで喧嘩けんかをするのは困るが、さてその人が牢獄ろうごくにあると思えばさびしさが一層いっそうしみじみと身にせまる。 佐藤紅緑『ああ玉杯に花うけて』より引用
  • それで、まず、パンピネアからあたえられていた役割を全部認めまして、翌朝とその日の夕飯の際に、行なわれる事柄を命令しました。 ボッカッチョ/柏熊達生訳『デカメロン(上)』より引用
  • ところが豈はからんや、その日の夕飯どきに帰宅してみると、柿はすでに熟していたという次第なんだ。 レスコーフ・ニコライ・セミョーノヴィチ『真珠の首飾り』より引用
  • これについてポワイアンに相談したら、なァに平ちゃらだよと安心させてくれたので、その日の夕飯時に十組の銀器と同数のコーヒースプーンをかっさらった。 ヴィドック/三宅一郎訳『ヴィドック回想録(1)』より引用
  • その日の夕飯に、山盛りのアライと、魚のアラの味噌汁が出たが、非常にウマかった。 獅子文六『食味歳時記』より引用
  • この日の夕飯には、タラとホウレン草にユズを浮かせた熱い汁をたべるのも、これは私が子供のころからの我家のならわしなのである。 池波正太郎『おおげさがきらい (池波正太郎未刊行エッセイ集1)』より引用
  • そのおねえさんがあしたかえるという十二日の夕飯時には、お仲人である熊野夫妻が来たものだから、腰へ手拭つけて汗をふきふき台所をひきうけて、野菜サラダにキャベジまきにおつゆに何と、こしらえるというのも一つの風景です。 宮本百合子『獄中への手紙』より引用
  • その日の夕飯は、お父さんの出張土産しゅっちょうみやげ蟹鍋かになべだったけれど、わたしは頭の中がぐるぐる回って、胃もきりきりして、蟹の身をほじくり返すどころじゃなかった。 野村美月『文学少女シリーズ12 “文学少女”見習いの、傷心。』より引用

日の夕飯 の使われ方