方を見上げる

31 の用例 (0.00 秒)
  • そして殊に美しい桜んぼを二つずつ耳に掛けると、又彼の方を見上げた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 下巻』より引用
  • そして、釈然としない様子で、足を止め、建物の上の方を見上げている。 赤川次郎『怪奇博物館』より引用
  • 娘だけが石の上に棒立に立つて、手を握りしめて、上の方を見上げてゐた。 宮原晃一郎『鷲の巣』より引用
  • 先生の指す方を見上げると、窓の上には茶色くなったエアコンがあった。 藤谷治『船に乗れ!Ⅰ 合奏と協奏』より引用
  • そして先輩方を見上げながら、きっぱりとこんなことを言ったのです。 浅田次郎『壬生義士伝 上』より引用
  • ミナの入った網を足の間にはさんで、兄はシートの方を見上げていた。 吉田修一『最後の息子』より引用
  • ミリアムは、その大きな眼を愛情で一杯にして、彼の方を見上げた。 ロレンス/吉田健一訳『息子と恋人 中巻』より引用
  • そのとき、何か物音でも耳に入ったのか、和也が橋の方を見上げたのである。 赤川次郎『過去から来た女』より引用
  • 見れば恐ろしい顔の小鬼たちが何匹も集まって、若だんなの方を見上げてきている。 畠中恵『ねこのばば』より引用
  • みんな、遠く左方を見上げてほうとしたように立っている。 加藤道夫『なよたけ』より引用
  • 私はつられて、カメもの飛んで行った方向にある船のデッキの方を見上げた。 カヴァン『氷』より引用
  • 目八分で見たのと、上の方を見上げた時では彫りの深さを変えなくちゃなりません。 斎藤隆介『職人衆昔ばなし』より引用
  • 彼女はにこやかな眼で彼の方を見上げたが、また眼を伏せた。 ロラン・ロマン『ジャン・クリストフ』より引用
  • その内の一人が着陸隊の方を見上げ、からだの動きを止めた。 ジェイムズ・ブリッシュ『04 暗闇の悪魔』より引用
  • 心なしか救いを求めるように天井てんじょうの方を見上げていた。 有沢まみず『いぬかみっ!04』より引用
  • 周平はされるままに任して、顔を横向けながらちらと保子の方を見上げた。 豊島与志雄『反抗』より引用
  • 急いで校舎から出てみると、学生が大勢集まって、みんなが上の方を見上げている。 赤川次郎『怪盗の有給休暇』より引用
  • その土地は善太の家のものであったので彼はよく来て、樹の下から高い頂上の方を見上げたのである。 坪田譲治『新編 坪田譲治童話集』より引用
  • 階段の下に、彼女が一人立っていて、出口の方を見上げている。 森博嗣『少し変わった子あります』より引用
  • 同時に叔父が黙って彼の方を見上げた。 豊島与志雄『恩人』より引用
  • 次へ »