断乎たる

187 の用例 (0.01 秒)
  • また閣内においても必要に応じて断乎たる強力な指導力を見せることがある。
  • だいち男と女の関係についての考えからが、私に断乎だんこたる定見がないのだ。 倉田百三『出家とその弟子』より引用
  • それも全面戦争を決意しての断乎たるものである可能性がある。 半藤一利『ノモンハンの夏』より引用
  • 「隊長殿」と彼は尊敬の念をもって、しかも断乎だんこたる決心をもって言った。 アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(下)』より引用
  • 二人の間に交わされた議論は短かかったが断乎たるものであった。 クリスティ/松本恵子訳『ザ・ビッグ4』より引用
  • われわれは事に当っては常に断乎たるものでなければならない。 半藤一利『ノモンハンの夏』より引用
  • 誰が内蔵助に、この無遠慮とのみ思われる断乎たる言葉を期待し得たろうか? 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • そこには丁重な態度にもかかわらず断乎たる決意も見られた。 スタンダール/大久保和郎訳『赤と黒(上)』より引用
  • 私には断乎だんこたるこの返事がいかにも不思議に聞こえた。 夏目漱石『硝子戸の中』より引用
  • パーヴェルは早くも戦闘気がまえで、断乎たる面持ちで客間に降りてきた。 ツルゲーネフ/佐々木彰訳『父と子』より引用
  • つまりキューバは最後の一兵まで戦うだろうという断乎たる意志をかれは明らかにしているのである。 三好徹『チェ・ゲバラ伝』より引用
  • 張教仁の言葉には断乎だんこたる決心が見えていた。 国枝史郎『沙漠の古都』より引用
  • フレンチは相手の様子を見てとり、慇懃いんぎんではあるが、断乎たる態度をとった。 クロフツ/長谷川修二訳『フレンチ警部最大の事件』より引用
  • 男は相手の心の底までもつらぬくような眼つきでじっと彼をながめ、断乎たる調子でいった。 ユゴー/斎藤正直訳『レ・ミゼラブル(上)』より引用
  • すこしも不安の色がなく、ただ断乎だんこたる決意のみがその容貌にあらわれていた。 ルブラン/保篠龍緒訳『八点鐘』より引用
  • これを我々は正しい認識にひき戻し、そうして断乎たる決心をもってその改善に着手せねばならぬ。 和辻哲郎『地異印象記』より引用
  • もう二度と失神などしないぞ、と彼は断乎たる決意で思った。 クラーク『楽園の泉』より引用
  • ここで私は、ついに断乎たる処置を執る事に、致したのでございます。 芥川竜之介『二つの手紙』より引用
  • 中山の報告を聞きますと、断乎たる調子で、大久保に言ったのです。 海音寺潮五郎『寺田屋騒動』より引用
  • 鉄太郎は、まずこの二点に向って断乎たる対抗手段に出た。 南條範夫『山岡鉄舟(三)』より引用
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