断乎

全て 名詞 副詞
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  • 断乎決定的な墓を残して地上から他の一切の跡をたつつもりであった。 坂口安吾『保久呂天皇』より引用
  • 私の仕事は、訪問客を断乎だんことして追い返し得るほどの立派なものではない。 太宰治『新郎』より引用
  • また閣内においても必要に応じて断乎たる強力な指導力を見せることがある。
  • 私は断乎として、単にそれだけの方法でこの生活を続けて来たまでのことです。 牧野信一『サロメと体操』より引用
  • もちろん私たちは、このような中傷を断乎だんことして拒否することができます。 サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』より引用
  • じゃまする者は、たとえ俺であろうと、断乎排除するつもりでいるのだ。 山田正紀『贋作ゲーム』より引用
  • だいち男と女の関係についての考えからが、私に断乎だんこたる定見がないのだ。 倉田百三『出家とその弟子』より引用
  • この点については、彼は断乎として、そこから一歩も後へはひかなかった。 ロレンス/飯島淳秀訳『チャタレイ夫人の恋人』より引用
  • 驚くべきことは昼行灯の内蔵助の断乎として確信のある態度であった。 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
  • 純粋小説は、この断乎だんことした実証主義的な作家精神から生れねばならぬと思う。 横光利一『純粋小説論』より引用
  • そこで自分は断乎シンガポール攻撃計画実行の急務を考えたのである。 五味川純平『御前会議』より引用
  • 彼は、断乎として、自分と同じ階級の、ニューヨークの娘を選び出した。 フィッツジェラルド/守屋陽一訳『雨の朝パリに死す』より引用
  • 何物も信じないという事だけを信じる事を、断乎として決意した人物であった。 小林秀雄『考えるヒント』より引用
  • それも全面戦争を決意しての断乎たるものである可能性がある。 半藤一利『ノモンハンの夏』より引用
  • 「隊長殿」と彼は尊敬の念をもって、しかも断乎だんこたる決心をもって言った。 アレクサンドル・デュマ/石川登志夫訳『鉄仮面(下)』より引用
  • 二人の間に交わされた議論は短かかったが断乎たるものであった。 クリスティ/松本恵子訳『ザ・ビッグ4』より引用
  • 私は断乎としてこの計画を決心し、すぐに実行の用意をした。 佐藤正彰訳『千一夜物語 04』より引用
  • その方向に向って僕は三十分以上も断乎だんことして歩みを進めた。 ハドスン/守屋陽一訳『緑の館』より引用
  • われわれは事に当っては常に断乎たるものでなければならない。 半藤一利『ノモンハンの夏』より引用
  • 誰が内蔵助に、この無遠慮とのみ思われる断乎たる言葉を期待し得たろうか? 大佛次郎『赤穂浪士(上)』より引用
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