数珠
全て
名詞
1,081 の例文
(0.01 秒)
-
その正面の壇上には、祈祷の願文を認た剣形の立札があり、天井にはしめ縄を張って、幣が垂れている。衆僧は、手に剣形の板と数珠を持ち、それを振って打ち鳴らすのである。
...
-
また、本郷付近の川には「お七川」が流れ、この水を火傷に良く効くと伝えた。近隣の常光寺の過去帳にお七の名が残り、数珠も同寺で保存されてきた。ただし、大和高田市のHPによれば常光寺のお七の数珠には享保十年とあり、これは井原西鶴の好色五人女が書かれた貞享3年の39年後である。
...
-
背中に「天」の字が浮かび上がることがあるが、これは兄の剛拳が背負っている「無」の字に対抗したもの。また、師の轟鉄を殺害して奪ったとされる巨大な数珠を首に掛けている。
...
-
腕輪念珠とは、法具である数珠を腕に着けられるように小型化したもの。「腕珠」、「腕数珠」とも言う。
...
-
だが、ありがたい説教も、聖歌隊の美しい歌声も、乃梨子の頭には全然入ってこなかった。なくなった数珠のことを考えると、居ても立ってもいられないのだ。そんなことは思いたくない。
...
-
-
だがありがたい説教も、聖歌隊の美しい歌声も、乃梨子の頭には全然入ってこなかった。なくなった数珠のことを考えると、居ても立ってもいられなかった。信じたくはない。
...
-
琴をお出させになって珍しく院はお弾きになった。宮は数珠を繰るのも忘れて院の琴の音を熱心に聞き入っておいでになる。月が上がってきてはなやかな光に満ちた空も人の心にはしみじみと秋を覚えさせた。
...
-
寝棺が一般的だが、日本では江戸時代までは座棺が主流であった。頭を北向きにする枕直しをし、胸の上で合掌させ手に数珠をかけたりする。納棺後、毎日朝・夕または毎朝、生前が好んだ常餞か生餞を供える。
...
-
このところニシ子さんは浄土宗の数珠をいくつもいくつも作っていた。前の日には、ようやく完成したその二百の数珠を箱に入れ包装したのである。どうやらそれを届けに行くらしかった。
...
-
甲府というのは、遠い。このところニシ子さんは浄土宗の数珠をいくつもいくつも作っていた。前の日には、ようやく完成したその二百の数珠を箱に入れ包装したのである。
...
-
数珠が妻の体にあたり、百八の珠が雨のように彼女に降りかかった。
-
白袈裟を用いる理由として や、 ほかをあげている。数珠とは下根を引接し修業を継続できるようにする法具である、とする。また、三宝を一心に念じて、南無妙法蓮華経と称えるときに身に随える法具である、とも述べている。
...
-
周囲に小型艦をくっつけたそれらの船は、船というより数珠のように見える。
-
碁盤、双六の盤、弾棊の具なども田舎風のそまつにできた物が置かれてあった。数珠などがさっきまで仏勤めがされていたらしく出ていた。客の饗応に出された膳部にもおもしろい地方色が見えた。
...
-
急性リンパ性白血病の患者。首のまわりに数珠のような腫れができて熱が下がらなくなっていた。彼女は入院が遅れたため、早急な処置が必要とされた。
...
-
俺が生れたとき、母の夢に仏が現じて、この子が成人した暁、この子の足を心から拝んだ女は極楽往生するというお告げがあった、と俺は語った。信心の深い寡婦は、数珠を爪ぐり、じっと俺の目を見つめてきいていた。俺は好加減な経を称えて、数珠をかけた手で胸のところで合掌して、屍のように、裸のまま仰向けに横たわった。
...
-
今でも、亡くなった家族に会いたいといって、イタコに口寄せを頼みに来るひとがたくさんいるらしいわ。私も一度、見たことあるけど、弓とか笹竹、長い数珠なんかを使うのよ。あと、オッパライといって、病気や不幸の原因となっている悪い憑き物を祓ったり、もちろんオシラアソバセもイタコの重要な仕事のひとつ。
...
アマゾンで検索:数珠