数多き

全て 形容詞
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  • 数多き時代を流れ生きる湧太だったが、ある日ついに人魚の里を見つけ出す。
  • 数多き珠玉的作品中からその代表作を選ぶことは困難である。 岸田国士『近代劇論』より引用
  • 幸に私は、数多き家兎を犠牲にしたために、後にはわずかに十分間で全手術を行いるようになりました。 小酒井不木『人工心臓』より引用
  • 数多き言葉が必ずしも一つの場面に生彩を与へるものでないことはわかり切つてゐる。 岸田国士『独断三幅対』より引用
  • 日本に遊ぶ外国人は、東京の数多き劇場が、一つとして教養ある人々の足を向けさせないといふ現象に苦笑するのである。 岸田国士『官立演劇映画学校の提唱』より引用
  • モンセニュールは、外のつづいた幾部屋かにいる多くの崇拝者にとっては数多き聖所の中の聖所であり最も神聖なる場所の中でも最も神聖である奥の間にいた。 ディケンズ/本多顕彰訳『二都物語(上)』より引用
  • これこそ私は私の数多き経験の何れの一片をとりあげても、この語の説明をすることは他易い。 牧野信一『喜劇考』より引用
  • 数多き墓の中、かれこれと探って、ついに博士の墓を発見した。 倉田百三『愛と認識との出発』より引用
  • さういふ国民から、かの傑れたる数多き舞台芸術家を出したことは、むしろ、当然だと云はなければならぬ。 岸田国士『「語られる言葉」の美』より引用
  • その数多きを勝ちとなし、勝たば一族千年の栄禄あらん。 山田風太郎『忍法帖1 甲賀忍法帖』より引用
  • 彼は、その後の数多き作品に於て、社会制度、夫婦関係等に一種の常識哲学的批判を加へ、所謂問題劇の道を拓いた。 岸田国士『近代劇論』より引用
  • 文字の数多きことは文学上に便利あり。 正岡子規『病牀譫語』より引用
  • このように、〈現実世界の友人に隠し事が増えてしまう〉ことがバーストリンカーに与えられる数多きのろいの一つだ。 川原礫『アクセル・ワールド 10 -Elements-』より引用
  • また私の数多き欠点をも赦していただき、お互いに未来に期待を持ち、尊敬と祝福を寄せたいと存じます。 倉田百三『青春の息の痕』より引用
  • 諸国に数多き大人おおひとの足跡の話は、話となって極端まで誇張せられ、加賀ではあの国を三足であるいたという大足跡もありますが、もとは長髄彦ながすねひこもしくは上州の八掬脛やつかはぎぐらいの、やや我々より大きいという話ではなかったかと思われます。 柳田国男『山の人生』より引用
  • 龍子は当年六十五歳、元と豪族に生れしがわかうして各地に飄遊し、好むところに従ひて義太夫語りとなり、江都えどに数多き太夫のうちにも寄席に出でゝは常に二枚目を語りしとぞ。 北村透谷『三日幻境』より引用
  • ワルキールの夜には、舞踏バレーなければ、われは徒に、ソプラノの姿より数多き女戦士の一人一人を見まもりぬ。 永井荷風『舞姫』より引用
  • つまり怨霊もし現れし時、その県の怨霊師と陰陽師が事に当たるのは従来通りじゃが、怨霊の力が余りにも強く、かつ数多き場合、中頭の判断にて他の怨霊師と陰陽師をそこに向かわせ増強するということじゃ! 千秋寺亰介『怨霊記 1 四国結界篇』より引用
  • 彼のために裁判長をした当時の大審院長は、後年退官後、何十年かに亘る彼の司法官生活の回顧の中で、自分の取扱つた被告は無数であるが、その数多き被告の中で、自分は難波くらゐしつかりした男を見たことがない、と言つた。 河上肇『随筆「断片」』より引用
  • 此は、遠来の神が、土地農作を祝福し、又一行の伴神の、かくの如く数多きを喜び誇る言ひ立ての、合理的変化である。 折口信夫『組踊り以前』より引用
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数多き の使われ方