散散

全て 名詞 副詞
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  • 奴は散散私の脛をかじっておきながら、私の商売を軽蔑してきたんです。 泡坂妻夫『折鶴』より引用
  • 私はそれを着て歩いたものかどうかに就いて散散頭を悩ました。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • だからいつでも金の話が持ち上がると、二人は散散梃擦らなければならなくなる。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 粂は散散待たせた挙句あげく、保険証は治作が持って行ってしまったようだ、と言った。 泡坂妻夫『斜光』より引用
  • つまり、このときの巡業は散散な首尾で、帰国する金も遣い果たしてしまったほどの御難だったんだ。 泡坂妻夫『喜劇悲奇劇』より引用
  • 中沢の奴を羨ましがらせたり、中途でまいたり、四日間に三十枚も書いたり、散散大騒ぎをして己が追いかけた相手と云うのは。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • おかげで、殴られたり、蹴られたりの散散な目に会わされる。 苑崎透『トップをねらえ! ネクストジェネレーション』より引用
  • それでも園村は飽く迄剛情を張って、見附けないうちは家へ帰らないと称して居たのを、私は散散に云い宥めて、やっとの事で捜索事業を放棄させたのである。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 昨日の午後から名探偵のお供を云い付かって東京市中を散散引き擦り廻された揚句、こんな滑稽な場面に打つかったかと思うとおかしくもあるが、一概に笑ってしまう訳には行かなかった。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 私は彼の家の傍を素通りして、増上寺の三門と大門との間を、二三度往ったり来たりして散散躊躇した挙げ句、どうにでもなれと云うような捨て鉢な料簡で、園村の家の方へ引っ返したのであった。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • しかしながら、トーキーのノウハウを知らなかったことに加え、一番の問題はリナが致命的な悪声の持ち主であったために映画の試写会は散散な結果に終わる。
  • 散散、待たされた冷子は不機嫌になっていた。 泡坂妻夫『亜愛一郎の逃亡 (亜愛一郎シリーズ3)』より引用
  • 中間はくくりつけられるまでに散散の打擲ちょうちゃくをうけたらしく、頬にはかすり疵の血がにじんで、髪も着物もみだれたままで、意気地もなく俯向いていた。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • 此れ迄にも散散我が儘な仕打をして君に迷惑をかけた挙げ句、最後にこんなお願いをするのは、重ね重ね勝手な奴だと思われるかも知れないが、此れも何かの因縁だとして諦めてくれ給え、そうして是非、僕の此の頼みを聴き届けてくれ給え。 谷崎潤一郎『潤一郎犯罪小説集』より引用
  • 多賀之丞の滝夜叉たきやしゃは不出来、これは散散でしたよ。 岡本綺堂『半七捕物帳』より引用
  • なに、これは散散着古したものだ。 泡坂妻夫『蔭桔梗』より引用
  • しかし、国民の人造米に対する評価は「外米より不味い」とか「うどんを細かく刻んだようだ」など散散なものであったため、発売当初は物珍しさなども後押ししてそれなりに売れたものの「人造米育成要綱」の決議からわずか数ヵ月後の昭和29年の春を過ぎた頃から全く売れなくなり、次第に製造量は減少した。
  • 其処そこ多勢おほぜいの義士が誘ひに来て散散さんざんに辱めた上飽迄あくまでも躊躇して居るキニゼイに告別して行つて仕舞しまふと、キニゼイ先生もつひに決心して許嫁いひなづけ突除つきのけ同志のあとを追つてく。 与謝野寛『巴里より』より引用
  • 例えば「散々」が2行に分かれるなら「散散」と書く。